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2022年03月09日

奈良佐保短期大学の学修成果


〜大学・短期大学基準協会 2021年「短期大学生調査」結果より〜


 令和3年度の終わりにあたり、この1年間奈良佐保短期大学生の学びの成果はどうだったのでしょうか?本学では令和元年度より一般社団法人大学・短期大学基準協会に加盟する短期大学で実施される「短期大学生調査」を行っています。「短期大学生調査」とは、各短期大学の強みや弱みを把握してのマーケティングやエンロールメントマネジメントへ利用可能な、短期大学の特質に即した精度の高い学習効果の測定を提供することにより、短期大学の自己点検・評価資料となること、さらには、全体のデータの活用によって、短期大学士の教育としての充実やコミュニティ・カレッジ的特質などの情報発信を図り、短期大学についての学術研究の発展に貢献することを目的としています。令和3年度の調査結果より、奈良佐保短期大学の学修成果を振り返ってみたいと思います。


 このグラフは、「あなたの通っている短大についての総合評価をお聞きします。次のようなことについてあなたの評価として一番近いものをそれぞれ1つだけ選んでください。」という質問に対しての回答です。「十分学べている、楽しかった、意味があった」と答えた割合は、全国の短大で27%でしたが、本学では35%でした。また、「少し学べている、やや楽しかった、やや意味があった」と答えたのは、全国では42%、本学は44%でした。この2つを合わせると、本学では79%の学生から良い評価を得ており、全国の69%と比べ高い結果となっています。

 それでは、具体的にどのような学びができたのでしょうか?調査の中で「今の短大に入学して、あなたの能力や知識はどの程度変化(向上)しましたか」という設問25項目のうち、以下に示す11項目で「大きく増えた」「増えた」の割合が全国の結果より顕著に高くなっています。


 本学では、コロナ禍にあっても、様々な感染対策を講じながら対面授業ができるよう配慮してきました。学外実習については、全国的な感染状況に配慮しつつ実習施設と密に連絡をとりながら、日程変更などを行い実施してきました。新型コロナウイルス感染症の蔓延は大学での学びに大きな影響がありましたが、学生・教職員の努力によりこのように学修成果をおさめられたことは大変喜ばしいことです。
今後も本学が掲げる学修成果
1.社会生活に必要な知識と教養を身につけ、社会に貢献できる。
2.自律の精神に則り自己管理できる。
3.自己と他者を尊重することができる。
4.積極的に社会と関わることができる。
を達成できるよう教職員が一丸となって教育活動に取り組んでいきたいと思います。