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2015年02月09日

2年間の学びの集大成


1月に入るとそれぞれの学科・コースで、短期大学での2年間の学びの成果発表会が行われます。その最初として、 1月24日、やまと郡山城ホールで、地域こども学科の成果発表会が、「保育者プラスをめざして」を掲げて実施されました。本学の特色である、音楽、スポーツ、自然と遊び、心と発達、福祉等、得意な分野をもった、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭さらには社会福祉士を目指すフィールド制のもとで、学生たちが2年間学んだ成果を発表しました。
それぞれのフィールドでは、「子どもの笑顔と運動遊び」「遊びを通して自然から学ぶ」「保育ソーシャルワーク」など、保育所や幼稚園などでの取り組みを通して学んだ成果の発表でした。音楽フィールドの、うたしばい「オズの魔法使い」は、立体絵本を思わせる楽しいお芝居であり、幼稚園や保育所では、きっと子どもたちに喜んでもらえるだろうと思える発表でした。
この春から社会人となる学生たちが、学びの集大成の一つであるこの発表を、社会におけるそれぞれの活躍の場で様々な形で活かしていくことと期待しています。

第2部では、兵庫県西宮市で活躍する男性保育士4人で結成された、遊び歌グループ「えびすブラザーズ」による講演がありました。本学では、全国的にまだまだ人数が少ない男性保育士の活動を紹介して、男性保育士に対する理解や信頼を深める機会づくりを図っています。将来、本学出身の男性保育士グループによる講演が実施されることを願っているところです。
「えびすブラザーズ」による講演は、「歌って遊んで笑顔キラキラ」の演題どおり、会場を巻き込んだ歌や踊りで、人と向き合い、触れ合う楽しさを実感させるものでした。
このように会場が盛り上がる中、この楽しさを共有する一体感は、奈良佐保で 、共通の目的に向かって共に学んだ学生たちが、友への尊敬や自分を素直に表現できる人間関係や信頼感から、積極性や自己表現力を培ったことの証であると、その成長に胸が熱くなりました。