2017年06月19日
学生の皆さんは、雁の群れが、冬を越すために南に向かって移動するとき、なぜ「Ｖ字型隊列」で飛行するのか知っていますか？
その理由は、前で飛ぶ雁が翼を動かすと、後からついてくる雁のための上昇気流が作られ、後続の雁は楽に飛ぶことができるからです。そのかわり後ろの雁は、ガーガー鳴いて前の雁を励まします。なんと、Ｖ字型隊列で飛ぶと、一羽で飛ぶよりも71％もさらに遠くまで飛べるそうです。
そして、雁の隊列は、先頭の雁が疲れると、最後尾に回り、別の雁と交代します。そのようにするなかで、雁の群れでは、先頭に立とうと戦うこともなく、最後尾だからといって劣等感をもつこともないそうです。
また、雁が病気やケガをして、隊列から脱落すれば、二羽の他の雁が、その雁と一緒に隊列から離れ、その雁が地上におりて行くときまで手助けして保護するそうです。一緒に行った二羽の雁は、脱落した雁が回復するか死ぬまで、一緒にいます。その後、二羽の雁は空に舞い上がって、新しい群れに加わるか、独自の隊列を作って元の群れに追いついていきます。
雁って、すごい！
仲間同士、助け合って飛ぶことによって大きな力を作り出し、一羽では考えられないくらい遠くまで飛んでいくことができるんですね。
言い換えれば、同じ志を持ち、同じ目標に向かって一緒に進む人がいると、信じられないくらいのパワーを発揮できるということですね。
みんなで何事にも頑張る大学は、「私はあの大学の一員だ。みんなで頑張ってきたんだ。」という思いが身につき、自分の最高の力を発揮させることにつながると思います。
○毎日の授業や学外実習は、雁の「Ｖ字型隊列」と同じで、「みんな」で頑張れば、より深い学びに到達できます。頑張れ！
○奈良佐保短期大学の「学生の皆さん」の魅力を多くの人に知らせませんか。
○雁のように、みんなで同じ目標に向かって頑張りましょう。
入試・広報センター 木田一芳