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2022年12月12日

災害時に”タスカル”ために


2022.12.6生活福祉コース2回生は「防災・災害福祉」の学外授業として、阿倍野区にある体験型防災施設 大阪市立阿倍野防災センターあべのタスカルで体験授業を行いました。

良いお天気に恵まれました。あべのタスカルはあべのフォルサの3階にあります。


 
自由に学べるコーナーもあり、体験開始まで、それぞれ見学中です。




クイズ形式で選択ボタンを押しながら学びを進めるコーナーや、救助要請を体験できる音声で伝えるコーナー、
消防士などの制服姿に変身できるコーナーなど楽しく学べるコーナーが多数ありました。


あべのタスカルではいくつかの体験コースがあり、今回は“タスカルコース”を体験してきました。災害時には、自分で自分の身を守ることがまずは大切となります。
消火器での初期消火体験を行いました。正しい位置に消火器を向けられないと初期消火失敗となります。
残念ながら1ペアだけ初期消火に失敗してしまいました。



火事で煙の中避難する体験です。煙の怖さや正しい避難姿勢を体験しました。体験用の煙ですが、煙の臭いがあります。皆、しっかり低い姿勢をとって壁を触りながら慎重に避難できていました。


地震災害が起こった後の街“がれきの街”を歩きました。災害後の街について映像で見ることはありますが、ここでは、地震後の街並みが再現されており、自分で街を歩きながら、実際の津波の高さを体感したり、余震で崩れてくる建物をリアルに感じたりして学ぶことができます。




最後は、“震度7体験”を行いました。映像を見ながら、阪神淡路大震災規模の地震の揺れを体験しました。手すりにつかまっていても、しっかり立っているのが大変でした。


 

これらの体験の他にも様々な体験が組まれており1時間の学びがあっという間でした。

学生のリフレクションシートからは、「疑似体験することで臨場感を体感することができた。」「各場面で、それぞれの避難の仕方をやってみると、自分の身体で覚えられて、とても良かったと思う。」「学習した中で重要だと思ったことは消火です。今回体験で消火器を使い方や消火の方法を学ぶことができました。」「煙を学ぶでは口を防ぎ体勢を低くして煙の中を抜けたが途中で一度煙を吸ったのが臭いで理解できた。本当に避難する場合ではもっと体勢を低くして煙を吸わないようにしたい。」「本日学習した中で印象に残ったのは津波です。ここでは津波の高さの実寸が表示され、津波の恐ろしさを再認識できました。」などあり、それぞれ体験を通した学びが得られたようです。

 
みなさん、お疲れさまでした。


生活未来科 生活福祉コース  森永 夕美