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2022年10月19日

「水害・土砂災害に備えて」


1017日(月)生活福祉コースの「防災・災害福祉」の授業にて、なら県政出前トークを活用し、奈良県県土マネジメント部 河川整備課の安井様、砂防・災害対策課の萩岡様より、水害・土砂災害についてご講義いただきました。
 今回は特に奈良県の地形等の特徴を踏まえて学ぶことができたことが大きな収穫です。「奈良盆地はむかし、湖だった!」は初めて聞いたのでとても驚きました。各支流から大和側に集まり亀の瀬渓谷というところを通る地形のため、そこが詰まれば大変なことになるのがよく分かりました。また、過去に奈良県内で起きた水害・土砂災害もご紹介いただき理解を深めることができました。
 避難には情報が必要です。地域の危険な箇所を確認できる奈良県の「土砂災害・防災情報システム」で奈良佐保短期大学周辺の危険個所を確認し、身近な場所にも危険個所があることが分かりました。また、避難に役立つ、「奈良県河川情報システム」をご紹介いただきました。「奈良県河川情報システム」はメール登録すると住んでいる地域で気象警報・注意報が発令された際や、水位が上昇した場合にメールで知らせてくれるとのことです。(早速登録しました!)
 近年の集中豪雨では、高齢者施設が水害や土砂災害にあったというニュースも聞きます。そのため、現在、要配慮者利用施設では「避難確保計画」を作成し避難体制を強化するようになっていることも学びました。学生からは『将来介護福祉士として、利用者の命を守る立場になる。施設の避難確保計画を十分に把握し、有事の際は手際よく避難できるよう心がけたい。』『利用者の避難にも対応が必要となるため情報を知っておくことで守れる命が増えていくと思う』との感想がありました。

生活未来科 生活福祉コース 森永 夕美