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2022年10月05日

「地震に備える」


2022926日(月)、生活福祉コース2回生は、今年度から新カリキュラムにて開講されている「防災・災害福祉」の授業で、奈良地方気象台・南海トラフ地震防災官の大橋氏より『地震に備える』と題して、講義をうけました。
 南海トラフ地震は今後30年以内に発生する確率が7080%と予想されています。大橋氏からは、「皆さんは、短大卒業後定年まで働くとして約50年、その間に必ず起こると思っていた方がいい。なので、今から備えておくことが必要です。」と、地震の発生の仕組みや、予想される被害、緊急地震速報の仕組み、認知バイアスなど詳しくご説明いただきました。
 学生からは、「地震への備えやどのようにしてこれからの自分たちを守るか、次に地震が起きたときの行動の仕方や流れを考えて行動したい。」「日頃から近隣の人たちの交流もいざ緊急時が起きたときに助け合うために必要なことだと思う。助け合いながら乗り越えていくことが求められる。」「私達が施設で働いているときに起こる可能性も高い。自分の命を守ることができなければ利用者の命を守ることはできない。そのため、地震が起こった時を想定し、身を守ることができるようにどのような行動を取るのか、事前に準備できることは何なのかを考えていく必要がある。また、たくさんの利用者さんが暮らす施設で、職員はどのように動かなければならないのかを常日頃から考えておく必要があると感じた。」、また、留学生からは「地震が多い日本はどんなに被災されているのか自分は想像できないぐらいと思う。日本人はすごいなぁと思う。」「地震の少ない国のベトナムでは、揺れを感じてもすぐに地震だと判断できません。 だから、誰もが『何が起こっているのかわからない』状態に陥ります。考えてみて、怖いと思います。」など、感想が寄せられました。
“災害は忘れたころにやってくる”といいますが、今の日本では“災害は必ずやってくる”だと思います。学生たちも卒業後、地域社会でまたそれぞれの施設で、今回学んだ知識を活かし備えができる介護福祉士になってほしいと思います。

生活未来科 生活福祉コース 森永 夕美