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2019年07月07日

高齢者施設の入居者の方々に昼食を作りました。


 6月上旬の土曜日に大和郡山市にあるグループホーム「なごやか」で、生活未来科 食物栄養コースの医療・福祉フィールドの学生2回生5人が、入居者や職員の方々ために30人分の昼食を作りました。

 初夏ということもあり、旬の夏野菜と大学の農園で自分たちが育てた野菜をたくさん使うことをテーマにして、高齢である入居者の方々に喜んで食べていただける献立を学生みんなで協力して考えました。

 献立は、豆ごはん、天ぷら、和え物、豆腐のすまし汁、フルーツポンチにしました。
主食の豆ごはんは、農園で育てたエンドウ豆を使い、主菜の天ぷらは、お年寄りが大好きなメニューの代表です。具材は、えび、鶏のささ身と梅肉のしそ巻き、収穫したての新たまねぎを使ったかき揚げなど8種類にしました。副菜の和え物は、旬を迎えて栄養素がたっぷり含まれた、ナス、トマト、きゅうりとミョウガを使いました。デザートはフルーツをたくさん使った「マチュドニア」というもので、1回生の調理実習で作り、自分達が美味しいと感じたので、今回はそれを高齢者の方々向きにアレンジしました。

★みんなで考えて、試作しました。

★試作で作った料理です。


 今回の調理では、高齢者の方々が食べやすい様に大きさや切り方を工夫しました。また、天ぷらは熱々の揚げたてを食べてもらいたいとの思いで、調理作業や工程などを考えて、何回も試作を繰り返しました。そして前日には、手土産として、おやつのバナナのパウンドケーキを作りました。
 しっかり準備をしたつもりでしたが、当日は学生達にとって初めて使用する調理場であったため、調理器具の場所や作業動線が大学とは異なり、最初はとても戸惑っていた様子でしたが、次第に自分達で考えて、練習通りに進めることが出来ました。しかし、慣れない場所での調理で、食事の提供時間が少し遅れてしまいました。

★出来上がった昼食を配膳中です。

★食後に入居者さんと一緒に体操をしました。


 学生達からは、「自分達が作った料理を配膳する際に入居者さんと接したり、喜んで食べてらっしゃる姿を見たり、『ごちそう様。』や『美味しかった。』と声を掛けてもらえたことで、栄養士としての働く楽しさや喜びを知ることができた」や、「入居者さんをお待たせしてしまい、職員さんにもご迷惑をかけてしまったことで、決まった時間に食事を提供することの重要性や責任を実感できた」との感想がありました。

 入居者さんに食べていただいた後で、施設長の山本様と一緒に自分達が作った料理を試食しました。その際に山本様から、入居者さんが喜んで食べていらしたことや介護施設で仕事をすることの大変さや嬉しさ、介護士などの他職種と栄養士の関係性などについて、現場や実体験に基づいたお話をたくさん聴くことができました。
これらの経験は、大学では学ぶことが出来ない貴重な時間となり、学生たちにとって、よい学びとなりました。

★終わってみんな安堵の表情。

★貴重な体験をさせていただいたお礼に、みんなで作りました。


 これから、学生それぞれに介護初任者研修の学外実習や、秋から始まる栄養士免許取得のための学外実習があります。今回の経験を活かして、これからも頑張ってもらいたいと思います。                                         

食物栄養コース 飯田 晃朝