2018年11月07日
これからの季節にカリン入りのど飴を愛用する人も多いのではないかと思いますが、「カリンポリフェノール」という成分がのどの炎症をしずめるので風邪やぜんそくの咳を止め、痰を取る効果があります。
また、疲労回復効果がある「クエン酸」と「リンゴ酸」、高血圧を予防する「カリウム」、美肌効果がある「ビタミンC」が多く含まれており、中国では「杏一益、 梨二益、カリン百益」と呼んで、2000年前から薬用として使用されているそうです。
しかし、果実はかなり固くて酸味とタンニンによる渋みが強いため、生のままでは食べられません。
そこで、ハチミツ漬けやジャム、シロップ、果実酒などにして利用されます。
本学の食物栄養コースでも、食品加工学実習に構内のカリンが使われています。
様々な薬効があり、とても香り豊かなカリンの実。
とても堅いので切るのに少し手間はかかりますが、皆さんも一度作ってみられてはいかがですか?
学生・キャリア支援センター
坂上 朋子