2018年06月18日
6月16日、“国際ソロプチミスト奈良－まほろば”が主催する留学生交流会がありました。松伯美術館で上村松篁展「夢見る楽園」を、あやめ館で日本料理を楽しむ企画で、本学から3名の留学生が、他の奈良の大学から10名の留学生が参加しました。
松伯美術館では、松篁の絵画を中心とした日本画を鑑賞した後に、松篁画伯の息子である淳之画伯が、留学生に日本画について講演くださいました。花鳥画は、東洋にしかなく、長く鎖国していた日本は、西洋文化が入ってくるのが遅く、それを独自に発展させていった。自然には神々が宿っており、一木一草いずれに対しても畏敬の念を持ち、具体を伴わない虚の空間にも心を馳せ描かれていると、自然に対する思いを丁寧に説明くださいました。１回生の留学生に「理解出来ましたか」と聞きますと、「少し難しかった」との返事でしたが、日本画や日本文化を理解するとてもよい機会となりました。
その後、あやめ池畔にあるあやめ館へマイクロバスで移動し、会席料理の歴史や会席料理はおもてなしの料理であるとの説明を受け、皆で楽しくおしゃべりをしながら出てくる料理一品一品を美味しく頂きました。その後、折り紙をしたり、主催者の皆さんによるコーラス、留学生の歌、出身地の観光案内の披露など、和気あいあいと会が進み、あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました。
留学生の交流とともに、日本文化を楽しむことができた一日でした。
生活未来科 中村 妙子
