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2021年05月19日

トピックス学長就任のご挨拶


41日付けで馬越かよ子前学長の後任として、第7代奈良佐保短期大学長の重責を担うこととなりました。皆様のご理解とご支援をいただきますようお願い申し上げます。

奈良佐保短期大学は、「ほっとかない教育」、「マナーの佐保」をスローガンに掲げ、「自立する人」「自己と他者を尊重する人」「事象に自らかかわる人」の教育理念を実現するために教職員が一丸となって大学を運営しています。なかでも「ほっとかない教育」は広く地域の高等学校にも浸透し、厚い信頼を得ています。学生一人ひとりとしっかり向き合いながら、2年間の学びを終え卒業するときには、学生が“求める自分像”に近づけるようサポートしていきます。

本学は介護福祉士、栄養士、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭など専門職の人材を養成していますが、建学の精神または教育理念にあるとおり、自己と他者を尊重し、教養識見高く社会の進展に貢献できる人材を育成することを目指しています。社会貢献のみならず、地方創生の観点からも地域に根差した教育を行うことが必要であると考えています。コミュニティカレッジとして、就職や転職を目指す社会人の再教育や生涯学習ニーズへの対応、グローバル化への対応などが強く求められています。また、内閣府・文部科学省・経済産業省の3府省からは「数理・データサイエンス・AI教育の取り組み」が強く推奨されています。本年度入学生から一人一台Chromebookを導入し、ICT(Information and Communication Technology(情報通信技術))を活用した教育の推進に取り組み、教育・研究の充実と学生の満足度の向上、学校運営の効率化を目指しています。日々変化し続ける大学を取り巻く環境に柔軟に対応しながら、教育研究活性化と業務効率化、それに伴う質の向上をはかりたいと考えています。

新型コロナウイルス感染症が蔓延し、昨年度は国からの休校要請を受け、対面で授業を行えない時期もありました。今年度は感染防止対策を徹底した上で、学生も教職員も万全の注意を払いながら大学構内で対面授業を進めているところです。「学生ファースト」をすべての教職員が常に念頭におきながら、教育の質を保証し、地域で必要とされる専門職の育成に注力してまいります。

今年は前身の「佐保女学院」設立から数えて90年を迎えます。10年後の100周年に向け、歴史と伝統に培われた叡智を継承し、次の世代に伝えていく使命があります。更に自律的な改革を継続することにより、地域における「知の拠点」としての役割を遂行するべく、学生、教職員と共に取り組んでいく所存です。

 

 改めまして皆様のご理解とご支援をお願い申し上げ、学長就任のご挨拶とさせていただきます。
 

                               奈良佐保短期大学 

      学 長 池内 ますみ