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2020年07月15日

オープンキャンパス7月12日オープンキャンパス体験授業フードスタンプ結果


生活未来科の体験授業では「食と安全~目に見えない微生物を知ろう~」のテーマで、手指などについている細菌を調べるため、フードスタンプを使った実験を行いました。一つひとつは小さくて目に見えない細菌ですが、培養基で増殖させることで集落(コロニー)を形成し、肉眼で確認できるようになります。
手や顔に培養基のスタンプを押し付けて菌を採取し、48時間35℃で培養しました結果を写真でご覧ください。

まずは「標準寒天培地」を使った一般細菌の結果です。

No.6の机以外はすべて細菌が検出されました。No.1、No.2、No.10の手やうでからは形や色の違う様々な細菌がたくさん出ました。No.3のスマホやNo.4のゆびわ、No.9マスクからも出ています。一見何もついていないようでも、私たちの身の回りには多くの菌が存在していることがわかりますね。

次に「TGSE寒天培地」を使って黄色ブドウ球菌を調べてみました。
この培地は黄色ブドウ球菌がいた場合は黒色の集落(コロニー)となって出てきます。集落の周りには独特の白く濁る反応が出てきます。

No.5のように傷には多くの黄色ブドウ球菌が存在してることがわかります。
今回手や指からはあまり検出されていませんが、No.2,3,4と7のおでこや顔には比較的多く検出されました。No.9,10はわかりにくいですが、数個の黄色ブドウ球菌が出ています。

手や顔についている黄色ブドウ球菌が調理の際に食材について増殖すると嘔吐や腹痛、下痢の症状が出る黄色ブドウ球菌食中毒を発生させてしまいます。調理や食事の前に手洗いは大切ですね。