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2019年06月11日

トピックス“よしもと”笑い漫才作家 藤田 曜さんをゲストティチャーに迎えて


奈良佐保短期大学では、社会人基礎力の1つであるコミュニケーション力を育む科目として「コミュニケーション演習」を開講しています。
“よしもと”の売れっ子お笑い漫才作家の藤田曜さんをゲストティチャーとしてお迎えし、コミュニケーション「漫才」について2回講義して頂きます。
6月10日(月)に実施された第1回目の講義の内容をお伝えします。
漫才は、二人でしゃべくりを行うが、コミュニケーションのノウハウが一杯詰まっているので、漫才の手法をコミュニケーションをする時に役立てて欲しいと話され、先ずは漫才師が気をつけているポイントを教えて頂きました。
 漫才師は、お客さんを見て、笑顔で登場し、お客様の気持ちを引き付けます。それに必要なことは、①表情 ②声 ③手の位置の3つだそうです。
表情には笑顔が大切ですが、併せて手の動きも大切で、手を動かすことによって話に引き付けることができます。また、漫才師は、滑舌よく腹から声を出す練習をしっかりしているそうです。
 人とコミュニケーションを取る時には、「つかみ」の手法があり、自虐的なつかみを言ったり、趣味など自分のことを話したりすることで、コミュニケーションを進めて行くことができます。ただし、コミュニケーションの時は、話の内容は否定しないで、話に乗っかっていくことが大切だそうです。
 こちらの話に興味を引きつける手法として、・誇張の笑い ・勘違いの笑い ・真逆の笑い などを、事例を示しながら教えて頂きました。そして、言葉遊びでは、学生からも色々な答えが出てきました。
① “スイカ” → スイカやすいか?
    “パンダ” → パンダの朝食は、パンだ。 など、学生は言われた言葉に反応して色々と答えていました。
②3LDKOのOには、どのような言葉を当てはめるかなどの問いかけがあり、学生は頭を柔らかくして、一生懸命考えていました。
次いで、与えられたお題を、言葉を使わずジェスチャーだけで当ててもらうことをしました。学生がグループで教壇に立ち、一生懸命にジェスチャーを行いましたが、上手く当てられたもの、伝わらなかったものもありました。
 この授業で、言葉の面白さや、身振り手振りの大切さなど、コミュニケーションに役立つことを多く学び、あっという間の90分でした。
 次回(6月17日)の授業も楽しみです。