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2017年06月07日

トピックス“よしもと”お笑い漫才作家 藤田 曜さんをゲストティチャーに迎えて


奈良佐保短期大学では、社会人基礎力の1つであるコミュニケーション力を育む科目として「コミュニケーション演習」を開講しています。
昨年度に続き本年度も、“よしもと”の売れっ子お笑い漫才作家の藤田曜さんをゲストティチャーとしてお迎えして、コミュニケーション「漫才」について2回講義をしていただきます。
6月6日(火)に実施された第1回目の講義の内容をお伝えします。
漫才には、コミュニケーションのノウハウが一杯詰まっており、究極のコミュニケーションと言われています。まず、漫才師は、お客さんを見て、笑顔で登場し、お客さんの気持ちを引き付けます。そして、必要なことは4つ。
・笑顔 ・声のトーン ・手の位置 ・服装 です。
いずれも、人と会話をする時に意識しなければならないことですが、特に手の動きで、相手に与える印象が変わってきます。
次に、“つかみ”について。
最初にお客様の気持ちを解きほぐし、こちらの話に興味を引きつける手法です。・自虐型 ・客いじり型 ・誇張型 ・参加型などがあり、人との会話を弾ませ、お互いの気持ちを通わせるのに役立てることができます。
そして、漫才に使われる言葉遊びを全員で行いました。
①ダジャレ
 “ふとん” →  ふとんが吹っ飛んだ。
 “怪談”  →  怪談を階段で聞く。 などなど
 学生は、ノリノリで、言われた言葉に色々と答えていました。
②頭文字
 3LDKOのOには、どのような言葉を当てはめるかなどの問いかけがあり、学生は頭を柔らかくして、一生懸命考えていました。
③流行りそうにないB級映画タイトル
 決められた文字を組合わせて、映画タイトルを作っていきます。
④しりとり物語、⑤ジェスチャーなどでは、学生がグループで教壇に立ち、与えられたお題から言葉をつないだり、身振り手振りでそれを表現したりしました。上手く当たったたり、当らなかったりでしたが、笑いの絶えない楽しい時間でした。
 最後に、マイナスの言葉も相手の気持ちを考え、「プラスに変換」して言うことが大切ですと話されました。言葉の面白さや、身振り手振りの大切さなどが実感でき、漫才からコミュニケーションに役立つことを多く学び、あっという間の90分でした。
 次回(6月20日)は、学生たちが「漫才創りに挑戦」です。どのような漫才になるのか、楽しみです。