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2019年05月17日

図書館卒業生からのメッセージ2019を開催しました


図書館卒業生からのメッセージ 2019 Part1 を開催しました
☆・・きらっと☆図書館講座⑦with キャリア支援センター・・☆
☆ 卒業生からのメッセージ2019 ☆のご報告

2019年5月17日(金)12:20~12:55 図書館で
"卒業生からのメッセージ2019"を開催しました。

今回お話しいただいたのは、2016年度生活未来科生活福祉コース卒業生の稲葉さん、東さん、利田さんです。
 現在、稲葉さんは「グループホーム ならの郷」で、利田さんは「あすならホーム郡山 ショートステイ」で、東さんは「介護老人保健施設 ぬくもり田原本」で介護福祉士として働いています。

①「どうして今の職場に就職しようと思ったか教えてください。いつ頃、就職は決まりましたか」
②「就職してから、もっと勉強しておけばよかった分野があれば教えてください」
③「学生時代にしていて良かったなと思うことは何ですか」
④「仕事をする上で大切にしていることは何ですか」
⑤「実習生の立場から実習を受け入れる立場になりましたが、実習生に心構えや行動などで気をつけてほしいことはありますか」

などの質問に、先輩は、

①「12月に、現在就職している施設に実際に見学に行き、利用者さんや施設のアットホームな雰囲気が自分には合っていると感じ、12月に就職試験を受け、就職を決めました」
「8月頃から施設見学に行き始め、12月頃に就職を決めました。子どもがまだ小さかったので、夜勤の無いもしくは回数の少ない施設を探していました。また私が就職した法人では、「あすなら10の基本ケア」というものがあり、例えば「おむつをしない介護」等、1から10の基本ケアを実践することで利用者さんに「普通の暮らし」を取り戻してもらうことを基本方針としています。施設見学に行って利用者本位の施設の方針に感銘を受け、就職試験を受け、就職を決めました」
「私は9月卒業だったのですが、10月頃、自宅から近い現在の職場の求人をみつけ、相談会に行き、試験を受けて就職を決めました」

②「高齢者の病気のことなど、もっと勉強しておけば良かったと思いました。施設に看護師の方はいますが、利用者さんに一番身近で接している介護福祉士である自分たちが、利用者さんの変化に気づくことができ、それを看護師の方に繋ぐことはとても大切だと思います」
「実際働く上で、高齢者の病気や医療の知識は、利用者さんの健康状態を知り、ケアをする上でとても必要であり、病気のこと、薬のこと等もっと勉強しておけば良かったと思いました」
「介護の現場でよく使われる用語、体の部位や高齢者がよく飲んでいる薬のこと等、勉強しておけば良かったと思いました。職員間での申し送りの際にも必要な知識です」

③「実習や学外実習での学びです。学外実習で毎日記録を書くことは、本当に大変ですが、現場に出てからも、とても役立ちます」
「本学の授業では、グループワークが多かったのですが、グループワークの授業はとても役立ちました。働き始めてからも「チームケア」、みんなで情報を共有し、自分の意見を発信し、みんなで課題について考え行動することはとても大切です」
「私は学生時代に接客のアルバイトをしていたのですが、言葉遣いやお客様との対応の仕方等、現在の仕事にもとても役立っています」

④「「コニュニケーション」です。とても基本的なことなのですが、「挨拶をする」、「お礼を言う」、「ごめんなさいを言う」こと等をとても大切にしています」
「誠実であることです。人間なので、ミスもあり間違ったこともしてしまうことはありますが、ミスをしてしまった時は、誤魔化さず説明をし、分からないことは立ち戻って理解し次に繋げることが大切です。利用者さんとの関係や職員間であっても信頼関係を築く上で、誠実であることはとても大切です」
「ストレスをためないことです。ストレスをためないよう、職員同士で飲みに行ったり、休日には遊びに行ったりして気持ちをリセットしています」

⑤「実習生には、何にでも興味をもって、自分から積極的に関わってほしいと思います」
「そうですね。私も利用者さんに積極的に関わってほしいと思います。疑問に思ったことは、どんどん質問をしてほしいと思います」
「体験学習などで小学生や中学生が施設見学に来ます。見学が終わった直後、オフになった時等は、案外、立居振舞などは結構みられています。利用者さん、施設職員からも自分がみられている意識を持って、立居振舞など気をつけてほしいと思います」

など答えていました。

その他、学生さんからの質問には、

⑥「膝の痛みなどがあり、介護職としてやっていけるか等、不安があります。また同世代なのですが、体力的に限界は感じませんか」
この質問には、

⑥「施設により介助の方法は様々です。入浴介助の際は、コルセットをつけることをしていたりします。自分の施設では、利用者の自立支援を促し、また介護者にとっても体に負担のかからない移乗方法である三角移乗という方法をとっています。しんどい時は、早めに周りの方に相談することも必要です。日頃からストレッチをすることも心がけています。体力的には、しんどい時もありますが、慣れてきますよ(笑)」
 「私は日頃からストレッチをしています。複数の方のおむつ替えをすることが分かっている場合は、ベッドの高さを元に戻すことを忘れないようにして、おむつ替えの時だけ、ベッドの高さを変更して介助することもあります」

など先輩は、真摯に答えていました。

生活福祉コースの学生など約20名の参加がありました。

アンケートでは、
・自分がどのような事を考えて就職先を決めれば良いのか、この2年間で勉強しておいた方が良い事を知れたので、今は課題がたくさんあって大変ですが、頑張ろうと思えました。
・貴重なご意見を聞くことができて、とても良い経験になりました。ありがとうございます。
・様々な生の声がきけて良かったです。ありがとうございました。
・経験者の話を聞けるのは良いと思いました。

などの声がよせられました。

稲葉さん、東さん、利田さん、忙しい中、本当にありがとうございました。
働き始めてからもさらに成長した姿を直に拝見できて先生や私達職員もとても感動しました。
また、遊びに来てくださいね。