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2016年10月17日

食の6次産業化を学びました


こんにちは、生活未来科ビジネスキャリアコースの向井光太郎です。
ようやく、秋らしくなってきました。
生活未来科では、ビジネスキャリアコースと食物栄養コースの学生を中心に「食の6次産業化プロデューサー(食Pro)」を育成する集中科目「食農ビジネス」を昨年度に引き続き開講しました。
 6次産業化とは、農業を生産する1次・加工などの2次・サービスや販売などの3次まで含めて一体化した産業として農業の可能性を広げようとする取り組みです。



私は、大学の授業の中に「社会とのつながり」を取り入れる機会をなるべく作るようにしています。
それを Connected Study(コネクティッド・スタディ)と呼んでいます。
この科目にも、行政、金融機関、道の駅、農園を通じて6次産業と関わる皆さんを講師にお招きし、
奈良をフィールドにした6次産業を身近に感じてもらえるようにしました。


さらに、この科目では一方的に聞くスタイルの授業ではなく「協力・参加・発信」の機会も多く取り入れ、
自分たちのアイデアを具体的なプランとしてカタチにすることに、何度も取り組みました。

見学授業の受入先を訪問させていただいたとき、「こんな場所にこんな光景が広がっているのかぁ・・・」
と心を動かす機会が何度もありました。実は・・・下見調査の段階で6次産業を進められている別の場所を
たくさん訪問しました。
これまでにないアイデアや一緒に手伝ってくれる仲間を求めている場所もたくさんあると思います。

今回の受講をきっかけに、食と農とビジネスの幅広い知識を深めた学生の皆さんが、これからの6次産業
に将来の仕事の場所や関わりを見出してもらえたら嬉しいかぎりです。

また、この場をお借りして、奈良県マーケティング課様、大阪シティ信用金庫様、針テラスT・R・S様
竹西農園「遊茶庵」様、農家のお米屋おおの様に、授業への多大なご協力を賜りましたことを深く御礼
申し上げます。