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2016年06月28日

留学生交流会に参加して


6月25日、薬師寺で「国際ソロプチミスト奈良-まほろば」主催の留学生交流会に、本学留学生5人と参加しました。年一回、国際親善の一環として行われているこの留学生交流会は、今年で3回目となり、薬師寺の後援の下、日本の伝統文化に触れながら留学生同士が交流を図ることのできる良い行事となっています。今年度も、奈良女子大学、奈良先端技術大学、帝塚山大学、天理大学など、奈良の大学の留学生が20数名の参加で、出身国は、マケドニア、インド、タイ、中国、韓国などで、国際色豊かな交流会となり、参加が3回目となる留学生もいました。
今回も、日本の伝統芸道である“お香”、“お茶”、そして、折り紙、美味しい食事、ご住職によるお話、薬師寺拝観と多様な経験ができました。
先ず、お香の説明があり、「源氏物語」さながらに楽しい遊び“源氏香”を全員で行いました。源氏香は、5回聞香炉が回されます。香りを聞き(嗅ぎ)、紙の上に右から順に縦線を引き、同じ香りと思うものは、縦線の上の部分を横線で繋ぎます。そして、5回香りを聞いた後に図を仕上げ、その図を「源氏香之図」と照らし合わせ、同じ図の下に書かれている源氏物語の巻の名前を、名乗紙と言われる紙に書きます。このように、源氏香は古式にのっとり格式高く行われ、昔の優雅な遊びを五感で楽しむことができました。源氏香の最後には、折り紙でぽち袋を作り、お土産として頂いたお香を入れました。好きな小物に納めることにより香りを楽しむことができます。
食事後は、抹茶を一人ひとり指導して頂きながらが点て、薬師寺の落雁“白鳳の飛天”とともに味わいました。
薬師寺のご住職様のお話は、心の持ち方の大切さについてで、例を挙げながらの分かりやすく面白い内容で、留学生も納得の様子でした。ひき続き、薬師寺の境内をご案内して頂き、薬師寺を後にしました。
この日は、本学留学生にとって、他の大学の留学生との交流や、日本文化に身近に触れることができ、楽しい有意義な一日となったことと思います。




生活未来科 中村 妙子