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2022年05月17日

奈良の伝統文化Ⅰ学外授業


 奈良には長年受け継がれてきた伝統工芸、たべもの、行事、寺社仏閣などがたくさんあります。
基礎教養科目で“奈良”を学ぶ「奈良の伝統文化Ⅰ」の学外授業で東大寺へ。
30名の学生さんたちと講師の安達えみ先生の授業を受けました。

 まずは東大寺ミュージアムで展示された仏像を鑑賞、その中から「私の1番好きな仏像」を選ぶのが本日の課題です。四天王の広目天が人気のようですが、安達先生は多聞天が“推しメン”とのこと。

 いよいよ大仏殿です。何度見ても大仏様は大きい!
安達先生から説明を受け、その歴史を再認識することができました。

 東大寺の敷地は広大です。
手向山八幡宮を通って、三月堂から 二月堂へ。
坂道、階段を上り足が疲れてきましたが、二月堂から眺める奈良市街地の眺めは最高! ここでお水取りのお松明が振られているんですね。


 お水取りと言えば真っ赤に燃え盛る炎を思い浮かべますが、実はお松明は修行僧が石段を上る際の足元を照らすのが目的で、その後に閼伽井屋で井戸から汲み上げた御香水を本尊にお供えするイベントがお水取りの名前の由来だそうです。お水取りを見に来る観光客はお松明が済むとみんな帰ってしまうのですが、その後がメインイベントなのですね。

 今日の授業は4・5限合わせて3時間でしたが、それでも東大寺の境内東半分を回っただけでした。
歩き疲れましたが、人がいなくなった境内の静寂が心地良いです。
夕暮れ時になると修学旅行の団体客もすべて帰り、すっかり静けさが戻りました。
安達先生は「東大寺を見るなら、早朝か夕方遅くの観光客がいない時間に訪れるのがお勧め」とおっしゃっていました。