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2018年09月26日

理事長就任のご挨拶


ご挨拶に代えて
 ある会での名刺交換の折に、「奈良佐保短期大学は老舗ですね」と仰っていただきました。本学は、奈良女子高等師範学校(現奈良女子大学)の同窓会「佐保会」による創設以来87年となる短期大学であり、幼稚園教諭、保育士、介護福祉士、栄養士等、専門職の人材育成において高い評価をいただいております。
 4年制大学への進学率の増加や18歳人口の減少などにより学生数は減少傾向となっています。しかし、短期間で学位が取れる高等教育機関であること、また、奈良県内からの入学者数が多く就職も地元志向が強いなど、地方創生の観点からも地域に根差した教育を行う短期大学としての役割を担っております。今後とも、「実学の佐保」として、幅広い教養を踏まえた専門職業人の育成に力を尽くしてまいります。さらに、就職や転職を目指す社会人の学び直しや生涯学習ニーズへの対応、加えて日本語教育を初めとした留学生への指導など、老舗に甘んずることなく、本学の強みを更に活かして、地域とともにある短期大学として教育・研究活動を充実させる所存でございます。
 また、奈良県生駒市、大阪府河内長野市、岡山県倉敷市にある三つの附属幼稚園につきましては、河内長野幼稚園は認定こども園として、生駒並びに倉敷幼稚園は、通常保育以外の時間に、幼児期の教育支援に努めることを目的に「預かり保育」を行う幼稚園として、それぞれ地域のニーズに合わせた保育活動を実施し、感性豊かに、自ら考え行動できる子どもの成長を願い、一人ひとりを大切に育んでおります。
 佐保会の皆様には、今後とも変わらぬ温かいご支援を賜りますようお願い申しあげまして、理事長就任のご挨拶に代えさせていただきます。
        (平成30年4月 理事長就任における挨拶:佐保会報より)