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2018年08月24日

TOPが語る奈良の羅針盤120人 奈良日日新聞掲載


 介護福祉士や栄養士、一般職業人などを養成する生活未来科、小学校・幼稚園教諭や保育士を養成する地域こども学科と2つの学科を擁する。豊富な実習に支えられた各種資格の取得と人間力の涵養。この両立が大学の基本姿勢となる。
 「社会が求める実践的な専門知識や技術と併せて、人間について学ぶことで豊かな人間関係を育むことのできる人材を育成する」と話す。
 大手企業や小学校教諭になる学生も輩出。「ひとつひとつの成功事例が、後輩を刺激する」。
 授業では、外部講師を招き、コミュニケーションを学ぶことも。吉本興業の漫才作家からは、人(客)の心をつかむには、周到な準備や仕掛けがいることを学んだ。奈良にある大学であることから、茶の製造工程など奈良の伝統文化や伝統行事なども学ぶ。
「ほっとかない教育」を掲げる同学。これは、学生の伸びる時期を捉えて、機を逃さず背中を押してあげること。
 禅で言う「啐啄(そったく)同時」。雛が殻の外へ出ようと卵を突くとき、同じ場所を親鳥が外から突き、雛を孵(かえ)す。これは、学生一人ひとりに寄り添う教育のあり方と言える。
 資格取得も、課程の実習を重視。規定の100時間超のプログラムを組むこともある。「インターンシップや現場実習で多くの実践経験を重ねることで、対象となる人、子ども、高齢者、障がい者などへの理解がより深まり、対人専門職としてのプロ意識とともに課題への適応力が備わる」。
 短大経営が難しくなる時代の中で、地域の中で活躍できる人材育成を目指す。
 災害時に、高齢者、障がい者、子どもなどの災害弱者と呼ばれる人に対して、大学の専門知を活かしたケアを研究。学生が地域の人と実際に話し、ニーズを探る取り組みを始めた。地域からは感謝の電話も入ると言う。
 「大学の専門領域で、地域の人になくてはならないと思ってもらえる大学に。卒業後も地域課題を解決する中核的人材を育て、奈良の産業、地域振興にも貢献したい」と話す。

【組織概要】
  所在地:奈良市鹿野園町806
  佐保会学園:大学は生活未来科、地域こども学科、日本語教育別科。ほか3つの幼稚園を擁す。
 
【プロフィール】
 まごし・かよこ 
奈良女子大卒、大阪府立高等学校教員、知事部局などで従事、大阪府立高等学校長、大阪府和泉市教育長・教育委員長などを歴任。2012年より奈良佐保短期大学学長、2017年佐保会学園理事長。