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2013年08月06日

イベント情報公開講座「日本の食を見直そう」


8月3日(土)に公開講座『日本の食を見直そう』が開催されました。本学とプロトンダイニングの共催による講座の4回目、今回は本学の食物栄養の教員・矢和多による講演でした。
日本食の世界遺産登録に申請中というタイムリーな題材から、日本料理の特徴をまとめ、前回までの「だし」と「うまみ」について総括した話と、日本食が健康食であることを科学的に説明されました。魚の摂取量と平均寿命、脂質摂取量など管理栄養士の視点で日本食の栄養学的な特徴を解説し、最近の日本人の食生活の変化から生活習慣病の危険性と今後の課題・食育の必要性まで、幅広い内容でした。
今回の試食は、ティータイムに野菜を使ったお菓子(パプリカのアイス、ゴボウのフィナンシェ、紫イモのクッキー)が出され、受講生は意外さとおいしさに驚かれたご様子でした。お茶をしながらの質疑応答では、油や魚について、どのように食べるのが体に良いかなど日常の食生活に関わる質問があり、食に関する意識の高さと、さまざまな食情報に不安を抱いてられる方が多いことが感じられました。 『久しぶりに授業を受けた学生のような気分で楽しかった』というお声もあり、和やかな雰囲気で充実した講座でした。


                                                              地域共生センター