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2018年03月22日

卒業と男性保育者と


卒業シーズンです。新たな節目を迎える方も多いのではないでしょうか。
大学でも先日卒業式があり、いろいろな思いが沸きおこります。卒業するのは学生だけではありません。
全国男性保育者連絡会代表として、そして大阪男性保育者連絡会を立ち上げ、長らく代表として活躍されてこられたKさんが定年退職という区切りを迎えられます。
大阪の男性保育士として定年退職される方は二人目になります。大学の卒業式の前日、退職お祝いの会に伺いました。
Kさんは、男性に保母資格が認められ、しかし男性には名前がなく「保母に準ずる」といわれていた頃から男性保育者として活躍されておられた方で、文字通り、男性保育者としての道を作った方のおひとりです。
学生のころ、話を伺いたいと押しかけた私を、Kさんはじめ大阪男性保育者連絡会の方々は本当に快く迎えてくださいました。
数えると20年ほどのお付き合いになります。子どものことや保育のことをほとんど知らない私に様々なことを教えてくださいましたし、男性保育者の研究をするなら、保育のことや子どものこと、社会制度のことをもっと勉強しなさいと、研究に関する助言も多くいただきました。
私がはじめて書いた拙い論文を面白がってくださって嬉しく思ったのが昨日のことのようです。
Kさんはひきつづき保育所で保育士として活躍されると伺いました。
精力的に活躍される姿は嬉しく思いますし、Kさんをはじめ、話しを伺わせていただいた男性保育者の方々に少しでもお返しできるように、私も研究に取り組んでいこうと考えています。

地域こども学科 中田奈月