2009年11月30日 月曜日
無事実習終了!
巷でインフルエンザの感染が猛威を振るっている中、生活福祉専攻2回生の最後の施設実習が10月下旬から始まった。
大学祭終了直後で、疲労がピークに達し、また、実習は精神的にもストレスが高まることから、インフルエンザが学生を標的にしないかハラハラどきどきの毎日であった。幸いインフルエンザの標的にさらされることもなく、無事に4週間の実習を終えることができた。本当にホッとしている。感謝である。
この実習では、ひとりの受け持ちを決め、その方の生活上の課題に対して、計画を立て実践していくという介護過程を展開する。いかに関心を寄せてその方の生活に関わることができるかが問われる実習でもある。
関心を寄せて関わるとは、どういうことなのだろうか。今回の実習での学生たちの関わりをいくつか紹介したい。
学生から「○さんが手に持っているぬいぐるみを洗った」と報告を受けた。○さんはそのぬいぐるみをとても気に入って、いつも離さず手に持っていたのである。しかし、そのぬいぐるみを洗ったのはなぜ?と思った。学生に問い返してみると、「持っているぬいぐるみで目を掻いていて、目が赤くなったので、ぬいぐるみが汚れているからそうなったのかなと思って」と。そして、その洗ったぬいぐるみはドライヤーで丹念に乾かされ、30分後には見違えるきれいさで、その方の手に戻っていた。
また、別の学生は、受け持ちの方の足浴中にお湯の温度を少し上げた。38℃では少しぬるいと思って、40℃にしたのであるが、すぐにまた38℃に戻した。どうして?と尋ねた。「舌をかみ始めたから、嫌がっているサインです」との回答だった。38度の湯で足を洗ってもらっているその方は、とてもリラックスした穏やかな表情をしていた。
そして、もう一人の学生は、日中の生活のほとんどをベッド上で過ごしている方が、ベッドをガタガタ動かしたりしているのはストレスを感じているからではないか、動きたいと思っているのではないかと考え、毎日、ベッドの外にその方を連れ出し一緒に行動を共にした。そして、車椅子にも乗ることもできた。学生が関わる前は「車椅子に乗ることは好きではない」といわれていたが、車椅子を上手に操作して、誇らしげな表情をしながら、自由に好きな所に移動をしていた。その傍にはいつも学生が寄り添い、安全を確認していた。
この実習を終えて、社会へのスタートラインに立つ学生たち。今回の実習で得た関心を寄せて関わることの大切さを胸に深く刻んで、介護福祉士としての仕事に誇りと自信を持って歩んでいってほしい。
(生活未来科 安永)
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