2009年02月17日 火曜日
懺悔(さんげ)
今年もまた、この季節がやってきました。
東大寺二月堂で行われる法会、通称「お水取り」です。
旧暦の二月一日から十四日に行われたことから、正確には修二会と呼ばれています。なかでも東大寺二月堂で行われるものはその本尊「十一面観世音菩薩」の名前から「十一面悔過法(じゅういちめんけかほう)」というのが正式名称となっています。なんと今年で1258年目、1258回目となります。
この「悔過(けか)」というのは「過ちを悔い、告白し、改める」こと、つまり懺悔(仏教では、さんげ、と読む)することです。基本的な煩悩である
三毒「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」
が原因で起こした過ちを観音様の前で告白し許しを請う。貪瞋癡は
| 貪欲(とんよく) | ・・・むさぼる心 |
| 瞋恚(しんい) | ・・・いかる心 |
| 愚癡(ぐち) | ・・・教え・真理を知らないこと、無知 |
これらを略したものだそうです。現代にあっても、また仏教徒でなくても当てはまることは多そうです。(この辺りココロあたりがありすぎて書いていて辛いな)
派手なお松明の明かりの後ろでは、唱句を唱えるほかにも、身体を地面に打ち付ける五体投地などの厳しい行法が続けられています。
人間というものは、その魂を脆い殻によってかろうじて守られた卵のようなものらしいので修行を積んだお坊さんのようにゴシゴシ洗うのはちょっと怖いですが、年に一度くらい冷たい夜の空気のなかで、きれいな松明を見上げながらホコリを落とすのもなかなか良いかも知れません。
お松明は3月1日から14日まで毎日19時(14日だけ18時)から始まります。いつもより一回り大きい籠松明(80kg!)が使われる12日は大変混むため、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ。
また、お水取りをはじめたとされる実忠和尚のお話もたいへん面白いので興味のある方は是非『東大寺お水取り-二月堂修二会の記録と研究』などの本をお読みになることをお薦めします。
参考:東大寺二月堂修二会十一面悔過 修二会 - Wikipedia
情報メディアセンター 早崎
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