2010年03月31日 水曜日
「オープンキャンパス & こどもフェスタ in 奈良佐保」
本学「オープンキャンパス」と「こどもフェスタ in 奈良佐保」が、桜もちらほらと咲きはじめた本学の夢の丘キャンパスで、3月26日(金)に開催されました。先ずオープンキャンパスには、この日は冬に逆戻りしたかのような大変な冷え込みで寒かったのですが、熱心な高校生30人あまりが参加してくれました。 写真1
大学説明の司会は、入試広報センターの若きスタッフが初舞台ながら、若々しい司
会進行をつとめ、池内生活未来科長が短期大学の特色や本学の学科コースの説明を、続いて、生活未来科生活福祉コース、食物栄養コース、ビジネスキャリアコース、地域こども学科(この4月、名称変更)の学生たちが、それぞれ自分の所属する学科コースの内容を説明しました。それから各学科コースに分かれて、専門授業を実感、体験していただきました(生活福祉コースの実習風景:写真1)。
この日にあわせて、例年の大学展を今年は「こどもフェスタ in 奈良佐保」とし て、本学体育館で行ない、地域の方々と子ども達、高円保育園の園児達、あわせて150人ほどの子どもが来てくれ、風船やおみやげの袋をもらって、それぞれの学科コースが用意した種々の催しものに大喜びで駆け回っていました。地域こども学科は、在学生が総出でサポートし、石にペイント、ボールプール(写真2)、キャラクター玉入れ(写真3)、パネルシアター(写真4)、魔法の積み木カプラ(写真5)、スポーツバルーン(写真6)等々、多様多彩の遊びで子どもたちを楽しませ、生活福祉コースでは、押し花つくり、ビジネスキャリアコースでは撮った写真を即オリジナルカレンダーに、食物栄養コースでは、これはなーに?野菜当てクイズや食育紙芝居(写真7)など、体育館いっぱいにブースが並びました。舞台では、学生たちによるオペレッタ(写真8)や食べ物クイズなどが行われました。オープンキャンパス参加の高校生たちも体育館に来て子どもたちと一緒に楽しみ、その後食物栄養コースの学生たちの手作りカレーが振舞われました。体育館には、戸外のみぞれ降る春冷えも吹き飛んでしまうほどに、子どもや学生たちの熱気が溢れ、付き添いのお母さん方も一緒に楽しく過ごせたフェスタでした。
写真3 キャラクター玉入れ
写真4 パネルシアター
写真5 魔法の積み木「カプラ」
写真6 スポーツバルーン
写真7 食育紙芝居
写真8 オペレッタ
2010年03月24日 水曜日
「卒業の季節 鹿ノ台保育園佐保保育園の保育修了式」
学校における卒業の季節が来ました。入学式と言えば桜ですが、卒業式は、春の到来を告げるコブシ、木蓮、桃の花などに彩られます。奈良佐保短期大学の卒業式は3月19日に行われました(「お知らせ」参照)。卒業生は、介護福祉士、栄養士、幼稚園教諭、保育士あるいは企業に就職するなどして社会に巣立っていきました。また、本学附属の生駒幼稚園、河内長野幼稚園、倉敷幼稚園の三つの幼稚園でも、それぞれ卒園式が行われました。本学と3幼稚園を包括する学校法人佐保会学園は、同じ系列の社会福祉法人佐保会と密な関係にあり、その運営する鹿ノ台佐保保育園は、本学の保育実習園としてお世話になっています。3月20日に鹿ノ台佐保保育園で保育修了式が行われたので、出席しました。当日は、まさに春の到来を思わせる暖かく大変良い天気でした。
式場では、在園児、保護者、来賓などが待つホールへ、胸に赤いチューリップをつ
けた卒園児たちが拍手の中を元気に入場してきました。保育証書授与式では、卒園児は名前を呼ばれると大きな声で返事をして前に出ていって、田中園長から保育証書をもらいます。園長は、一人ひとりに、それぞれの想い出や褒める言葉をかけていました。それから保育証書を広げて、誇らしげに記念撮影です(写真1)。園児のなかには乳児期からこの保育園で成長してきた子どもたちもいて、先生も保護者も、この日の感慨はひとしおと思われます。
園長先生の式辞に続いて、近くの鹿ノ台小学校の校長先
生の祝辞がありました。卒園児は4月からピカピカの小学1年生になるわけです。在園児からの「お祝いのことば」、卒園児達の「お別れのことば」、「卒園のうた」と元気いっぱいの声が会場に響き渡りました(写真2)。今年の園児達はとても行儀がよいとの評判通り、みんな無駄なおしゃべりはしませんでした。先生たちは、ピアノの伴奏や一緒に歌を歌ったりしながらも、園児達との別れに涙を堪えておられる場面もありました。本学の卒業生も、保育園に就職して、ピカピカの新任先生になっていくでしょうが、鹿ノ台佐保保育園の先生がたのように頑張って欲しいと願います。
2010年03月19日 金曜日
「中国西安外国語大学 長安キャンパスの劉健強東方語言文化学院長を訪問」
前回のブログで、3月10日中華人民協共和国の西安外国語大学高職部と本学が交流協
定の調印を交わしたことを紹介しました。調印後、西安外国語大学の正門(写真1)の前で記念撮影し、午後は、鄭先生の案内で、西安市の郊外に新しく建設された西安外国語大学 長安キャンパスにある東方語言文化学院の劉院長を訪問しました。劉院長は、京都府立大学に留学されたこともあるということで流暢な日本語を話す方でした。西安外国語大学高職部と本学との交流協定締結をお伝えし、西安外国語大学を卒業して日本の大学院に進学する学生さんたちは、本学の日本語教育別科で日本語や日本文化の勉強をして進学されることをお勧めしました。
坦な土地に新しい建物が立ち建ち並んでいました。正面ゲートの真正面には巨大な図書館が聳え(写真2)、学習室では大勢の学生たちが読書や熱心にペンを走らせている姿が印象的でした。また、キャンパス内に学生寮があり、6階建ての寮が6棟も立ち並んでいるところは、実に壮観です(写真3)。この日は、穏やかな晴天で、フェンスには学生たちの布団が干されていました。寮の筋向いには、テニス、バドミントン、バスケットボールなどのコートが何面もあり、学生たちが楽しそうに競技に興じていました。写真4は、学生センターの建物です。玄関前には、日本の大学でもよく見かけるアピールの立て看板が並んでいました。写真5は、超市、つまりスーパーマーケットです。店の中では、日本の大学生協
のように、食品、日用品、電化製品、ノートやペンなどあらゆる生活必需品が揃っていました。キャンパスが郊外にあるので、市内にある大雁塔キャンパスとは違って、まわりに店がないからでしょう、マクドナルド(写真6)や喫茶店もあり、学生たちがキャンパスの中で十分生活が満喫できるようになっていました。
2010年03月15日 月曜日
「中国西安外国語大学高職部と奈良佐保短期大学との連携・協力に関する協定の締結」
本学は、ローカルからグローバルへの発展を期し、その一歩として、奈良市と姉妹都市である中華人民共和国西安市にある、西安外国語大学の高職部と交流協定を結び、研究協力をはじめ学生の交流等、包括的な提携を進めることになりました。
昨年から半年間の準備期間を経て、調印式の運びとなり、3月9、10、11日、本学スタッフと中国の
西安市を訪問しました。空港では西安外国語大学スタッフの出迎えを受け、その夜は豪華な中華料理とマオタイ酒で厚いもてなしを受けました(写真1)。
翌3月10日に、西安外国語大学の、高職部応用日本語学科の学生約200人が集まった講堂で、協定書の調印式を行いました。壇上には、高職部代表の鄭先生、王書記、張教学学科長、郝応用日本語学科副主任、そして本学側は、大石(学長)、宮川(日本語教育別科長)、松本(生活支援センター係長)、何頴(通訳)が並びました。初めに鄭先生が歓迎の挨拶を述べられ、つづいて私は、両大学の交流と発展の願い、折りしも今年は、奈良に古代の都が移って1300年になり、奈良で
は遷都を祝う催しが行われること、長安(西安)が唐の都であったころ遣唐使など多面的な交流があったことなどを含め、奈良と西安の交流の歴史の長さを強調し、返礼の辞としました。
その後、鄭先生と私が、西安外国語大学高職部と奈良佐保短期大学との包括協定書と学生交流書に交互に署名しました(写真2)。署名が終わってから鄭先生と固い握手が交わしました。宮川教授による日本語教育別科、入試要項の説明、学生支援センターの松本係長から奈良での学生生活、特に宿舎やアルバイトなどについて説明しました。学生の皆さんからは、寮があるか、食事はどのような状況か、などについて質問がありました(写真3)。会場での説明が
終わってからも、会場の玄関で、十数人の学生が宮川先生や松本さん、何さんを取り囲んで、いろいろと質問をしてきました。その後、高職部の日本語の授業を参観しました。先生は実に美しい日本語で講義され、学生たちは教科書を使って、先生の指示によって、読み上げたり、翻訳したりしていましたが、皆、静かに、かつ熱心に授業を受けていました。
昼近くになって、学内にいくつかある学生食堂の数ヶ所を案内して下さいました。どの食堂も学生であふれていて、いろいろな食べ物が提供されていました(写真4)。しかも、どれも非常に安価で、かつ美味しそうでした。私たちは、教員用のレストランで接待を受けましたが、ここでも丸テーブルに乗り切れないほどのご馳走が出てきました。四川料理風のかなり辛い料理でしたが、肉(牛肉、羊肉、魚の煮物、野菜と肉の炒め物)、きしめんの5倍ぐらい幅のうどん等々、食べきれずにもったいないと思うほどの昼食で、さすが食の国、中国を実感しました。
2010年03月08日 月曜日
「第7回専攻科福祉専攻修了論文発表会」
第7回専攻科福祉専攻修了論文発表会が3月4日に行なわれました。本学専攻科は、保育士の有資格者が、介護福祉士資格を1年で取得できる課程です。本学の幼児教育科
(4月から地域こども学科に改称)の卒業生や、他の保育士養成機関を経て専攻科に入学してきた学生が、さらに介護福祉士資格を取得するために学んでいます。
専攻科第7期生が、第3段階の施設介護実習で学んだ事例の研究結果をまとめた、129ページにわたる事例研究集『翔』の最後のページには、次のような詩が載っています。
「翔」
初めは新しい小さな小さな羽根だった
その小さな羽根では、うまく翔ぶことができなくて
いろんな壁にぶつかった
何度も羽が傷つき、折れて、翔ぶことを
ためらうこともあった
小さな羽根を支えあい、重なり合っていくうちに
一人じゃないと思えた
もう一度翔ぼうと思えた。
そして今、小さかった羽は1つの大きな翼となり
翔こうとしている
どんな壁でも翔び越えていけるように
高く、強く・・・
この事例研究集にもとづいて学生たち一人ひとりが発表を行いましたが、すべてパ
ワーポイントを駆使して分かり易く、研究内容もプレゼンテーションも、力のこもったいい発表でした。「思いを知るにはー聴くことの大切さー」、「丁寧なかかわりの大切さーありのままの姿を受け止めるー」、「利用者の姿からみえたケアの届け先」など、タイトルにも思いがこもっています。発表会には実習施設で指導してくださった職員の方々13名も参加してくださり、学生の発表に対して、いろいろと質問や意見をいただきました。卒業生30数名、生活福祉コース、
1と2は、笑顔の受付担当学生と真剣な司会担当学生たちのショットです。学生たちの真剣な発表を聴きながら、昨年のちょうど今ごろ、東京で専攻科学生たちが、経済産業省の「社会人基礎力育成グランプリ2009」に出場し、みごと準大賞と会場特別賞を勝ち取った感動がよみがえりました。
この日はまた、厚生労働省福祉人材緊急支援対策事業のキャリアアップ支援研修事業の事例研究発表会も同時に開催されました。ここでは、既に施設で働いている職員の方々7人が、現在の施設でのケアについて事例発表をされました。本学専攻科の卒業生たちが、自らの経験をふまえた介護職の現状について生々しい報告をしてくれたことは、在学生にとっても本学教職員にとってもひとしお感慨深いものでした。
2010年03月03日 水曜日
「またまた熱い研究会 国際高等研究所池原フェロー研究会」
第3回国際高等研究所池原フェロー研究会「生命の本質―遺伝子、遺伝暗号、タンパク質および生命の起源」が2月26-27日に国際高等研究所で開催されました。今回の出席者は、奈良佐保短期大学から池原健二、大石正、高知大学から宇高恵子、早稲田大学から岡野俊行、慶応大学から金井昭夫、大阪府立大学から川村邦雄、アルファ研究室から服部宏、奈良女子大学名誉教授の高木由臣、体質研究会の山岸秀夫、元国立環境研究所の合志陽一、の各氏計10名でした。
新たに参加された金井氏、宇高氏のお二人の話は、生命の起原とはかなり離れた話でしたが、生命というものを考える上で大変興味深いものでした。金井氏は、「分断されたtRNAとRNA制御タンパク質から考える分子進化」という題で、主にアーキア(古細菌)をモデル生物としてtRNAを、またtRNA前駆体のプロセシングに関わる制御タンパク質を中心として、RNAレベルで制御される新しいメカニズムの解明を目指しておられました。また、遺伝情報成立に関わる進化的考察もありました。宇高氏は、「MHC class I 分子およびそのレセプターの遺伝子多型について」というタイトルでのお話でした。ある種のガン細胞で発現しているWT1というタンパク質を分解して得られるペプチドと百日咳菌からなるワクチンを開発し、これを用いた免疫療法で、ガン治療を行う話は、画期的な方法で、大変興奮しました。
服部氏による「現生生物の起源と生命の起源」、川村氏による「生命の
定義と化学進化研究に基づいてリアルな原始生命体を描く」という生命起源に関する講演の後、池原氏は、今までの研究会のまとめと最近の「生命の起源」に関する研究報告の紹介、そして、1月にアメリカのテキサス州、ガルベストンで行なわれた「生命の起源に関するGordon Research Conference」に参加して、GADV仮説を紹介したときの反響などについて報告がありました(写真)。GRCに参加した結果、去年、電子ジャーナルのInternational Journal of Molecular Scienceに載せた論文のアクセス数が急激に上がったことの報告もありました。
今回の研究会の終わりに当たって、池原健二氏の「生命の起源および遺伝暗号の起源に関するGADV仮説」を、日本発の画期的な新説として、さらに広く知ってもらう必要があることで全員の意見が一致しました。





