2009年10月30日 金曜日
「赤膚焼体験実習」
生活未来科ビジネスキャリアーコースの「奈良の伝統工芸演習Ⅰ」の授業に参加しました。「奈良の伝統工芸演習Ⅰ」では、奈良の伝統工芸を知るために、紙漉き、赤膚焼、墨などの伝統産業を見学・体験することを目的としています。今回は、赤膚焼窯元の小川二楽氏のところでの体験実習で、社会人を含む学生7人、担当教員と一緒に参加しました。赤膚焼は、桃山時代に大和郡山城主であった豊臣秀長が五条村赤膚山に開窯したものであり、小堀遠州が好んだ遠州七窯の一つとして茶人に愛用されてきたということです。赤膚焼の名前の由来は、地名に由来するという説と鉄分を含む陶土のため焼き上げた地肌が赤味を帯びるからという説があります。棚には、奈良絵をほどこした赤膚焼の作品が並んでいました(写真1)。赤膚焼には、奈良絵がよく描かれていますが、奈良絵の由来などの説明も聞かせてもらいました。奈良絵というのは、最初見たときには、とても稚拙な絵で不思議に思ったものですが、物語を絵にしたもののようです。御伽草子などを題材にした奈良絵本として知られる絵巻物の挿絵として描かれたということも言われています。
本日は、実習ということで実際に赤膚焼に挑戦することになりました。まず、小川
二楽氏が陶土を丸めて"ろくろ"に載せて、作り方の実演をしてくれました。それを手本にして、学生たちは小型の"ろくろ"の上で、作品制作にとりかかりました(写真2)。ぼくは、抹茶茶碗に挑戦しました。ちょっとした茶人が一服召し上がるのに丁度良さそうな出来栄えになったかなと思っています。学生の皆さんもそれぞれ、マグカップ、壷、一輪挿しの花瓶、大皿、等々と思い思いのものをつくりました(写真3はその1部です)。後は、焼き上げて塗料を塗り、完成まで1ヶ月ほどかかるということでした。どんな茶碗になるか楽しみです。
2009年10月26日 月曜日
「大学祭は盛り上がった」
奈良佐保短期大学の大学祭「やにっこ~笑顔を佐保にくだ祭~佐保の笑顔は∞大!!!~」が10月24,25日に行われました。やにっこ~というのは、和歌山弁で「すごい」という意味だそうです。大学祭実行委員長の大岩周平君の出身地、和
歌山の方言ということです。タイトな授業と実習のスケジュールの中で、課外活動に割く時間がない短大生にとって、大学祭はエネルギーをつぎ込む対象として実に大きなものです。天気の方も学生たちの願いが通じ、期間中、穏やかな秋日和。前日に前夜祭があり、お化け屋敷やキャンプファイアーで盛り上がりました。
24日は、オープニングの後、模擬店紹介(写真1)があり、運動場に組まれた舞台で、サホコレクラス対抗(写真2)、佐保カラオケ大会、バンド演奏、クラス対抗ダンス大会(写真3)と力の入ったイベントが繰り広げられました。当日は法人理事会も開催されており、理事の方々も佐保のエネルギ
ッシュな力を実感されたことでしょう。模擬店では、テントの中でそれぞれの学科コースで工夫した、やきそば、ハッシュトポテト、フランクフルトソーセージ、ホットドッグ、カレー、バタージャガ等々が並び、人気をよんでいました(写真4)。特別社会人学生の方々も大活躍されていました。食堂では、食物栄養コースの学生による「カレッジランチ」が提供され、アツアツのグラタンがとても美味しかったです。
25日には、吉本の「りあるキッズ」、「千鳥」、「とろサーモン」の面々によるお笑いライブの特別公演があり、学外からも多くのファンが集まって盛り上がりました。同窓会あせび会のお茶席では、ビジネスキャリアコースの学生が、和服をきりりと着こなした大先輩(写真5)に混じって、お茶を立て、運び、非常に活躍していました。食堂では、食物栄養コースが腕を揮った「季節弁当」(写真6)が、秋の味覚と本学の農園で採れた野菜を使って、見た目も味も一流料亭の料理も顔負けという素晴らしい出来栄えでした。レストラン「夢の丘
午後は、おたまじゃくしコンサートで、
が、集まった子どもたちに大うけでした(写真7)。展示では、生活未来科の生活福祉コース、食物栄養コース、ビジネスキャリアコースの各コース、
最後のイベントは、恒例の「伝えたいことがある主張」でした。1号館の屋上から、各クラス毎に先生や友達への感謝や何やらを大声で叫び、涙、涙の主張もあって、まさに青春真っ只中(写真8)。閉会は、夕闇迫る運動場に集まり、スタッフの感謝の言葉に続いて、全員の大合唱がいつまでも続き、名残を惜しんで去りがたい学生たちでした。本当に青春は素晴らしい。
2009年10月19日 月曜日
「食物栄養コースの給食管理実習」
生活未来科食物栄養コースの給食管理実習が始まりました。本日(10月15日)
は、十五夜からは少しずれていますが、お月見料理というメニューで、主食が「きのこごはん」、主菜が「さばの竜田揚げ」、副菜が「小松菜ともやしの梅肉和え」、汁物が「のっぺい汁」、デザートが「月見団子」でした(写真1)。これをお盆にのせて、完全武装の学生が提供してくれます(写真2)。お盆には、さらにお月見の由来についての説明(写真3)や、栄養バランスや栄養価を示した手作りのお品書きも添えられ、学生たちの料理に対する思い入れが偲ばれるものでした。料理を味わった後は、アンケートが待っていて、主食、副菜などそれぞれについて、量(多、普、少)と内容(良、普、悪)について○を付けるよ
うになっていて、感想も求められます。「きのこごはん」は、なかなかの出来で、しめじの味が充分に堪能できるご飯の炊き加減でした。「さばの竜田揚げ」では、さばにころもが程よくかかりカリッと揚がっていました。「小松菜ともやしの梅肉和え」は、彩りも良く味もなかなかでしたが、量がやや少ないかなという感じです。「のっぺい汁」は、賽の目に切ったコンニャクとサトイモが絶妙の組み合わせとなっていましたが、汁のこくがもう少しといったところでした。デザートの「月見団子」は、程よい甘さで、辛党のぼくでもおいしくいただくことができました。少々褒めすぎかも知れませんが、ぼくにとっては、高級料理店の料
理よりもおいしいものでした。しかも、野菜の一部は本学の農園で収穫されたものであり、揚げ物の油は、同じく本学で収穫し菜種から搾ったナタネ油です。
一度、わが奈良佐保短期大学食物栄養コースの学生たちが、心をこめて作った「夢の丘SAHOレストラン」の料理を、近隣の皆さんにも味わってもらえる機会があったらいいなと思っています。
2009年10月13日 火曜日
「奈良地域「日中文化交流会」に参加して」
奈良地域中国留学生学友会主催の「日中文化交流会」が、奈良女子大学国際交流会
館で10月10日土曜日の夜に開催されました。日頃、中国人留学生のサポートをしている奈良市など地域の自治体、奈良県日本中国友好協会、ホームステイなどで留学生を受け入れている方々などが集まっての交流会でした。写真は開会の言葉を述べる学友会会長と、男女ペアで司会をしている学生です。みんな流暢な日本語を話し、合間に中国語の通訳もつきました。奈良県日本中国友好協会長の乾杯で、和やかなパーテイーが始まりました。テーブルの上には、学生達が頑張ってつくった餃子、焼きそば、春巻きなどの料理が並んで、食欲をそそりました(写真2)。会場で、ぼくは奈良女子大学の大学院前期課程2回生になっている中国の留学生、宮水晶さんに声をかけられて、びっくりしました。彼女が学部1回生に入学したとき、ぼくが面接し、またぼくの講義も受けていたということです。今は、修士論文作成のために奮闘しているそうですが、元気に頑張っている様子を見て、本当にうれしい限りです。
中国は、近年著しい経済発展を遂げ、同様に目覚しく経済発展が進んでいる韓国、タイ、ベトナム、インドなどのアジア諸国とともに、世界経済、政治をリードする状況になりつつあります。中国からの留学生たちが日本と中国の架け橋となって、文化交流することの意義はとても大きいものです。本学も中国からの留学生を受け入れていますが、今後さらに中国との留学生交流、大学間交流、本学での日本語教育などを進めていきたいと思っています。
2009年10月09日 金曜日
「手工芸実習 さをり織り」
本学の生活未来科生活福祉コースの手工芸実習で「さをり織り」が10月6日に行なわれました。柴田先生の指導のもと、「さをり織り適塾」の障がい者の方々が講師として学生達に指導をしてくれました(写真1,2)。
さをり織りは、城みさをさんが57歳(1969年)の時に始めたもので、今年で40周年になるということです。「さをり」の指導理念は、「教えないで引き出す」ということで、「自己をみつけ、自己を表現」することが大事なこととなっています。そして、指導してくれる障がい者の方々が実にいきいきと「さをり」を織るのに学生たちもびっくり、自分たちも熱心に自己を表現する模様と彩りを駆使して織っていました。それぞれ個性にあふれる作品が出来上がってきていて、実に楽しいものでした(写真3,4)。生活福祉コースの学生にとって、さをり織りを経験しておくことによって、これから施設などで高齢者に教えたりもできるし、将来的にも活用できるメリットもあります。できたら、他の学科コースの学生もこの「さをり織り」をマスターして、自分達の専門の発展につなげていってくれたらいいなと思っています。
2009年10月05日 月曜日
「山のエコ学校 山地渓流の生物を観察しよう」
平成21年度の内閣府による「地方の元気再生事業」に採択された「山のエコ学校」
の第一回の事業「山のエコ学校 山地渓流の生物を観察しよう」が10月3日(土)に、東吉野村ふるさと村にて開催されました。主催は、奈良交通が中心となった東吉野村山の学校協議会で、奈良佐保短期大学はこれに協力者として参加しました。参加者は、主に堺市の方々で、京都府からも1組の親子が参加してくれました。バスの到着が少々遅れましたが、心配された天気も回復し、ふるさと村の前を流れている四郷川は、雨で増水することもなく、きれいに澄んでいました。午前中は、自然体験実習についてのガイダンスを行ない(写真1)、その後、主に水生昆虫の採集と観察、もんどりの設置などを行いました。水生昆虫は、渓流の代表的水生昆虫であるカゲロウ、トビケラ、カワゲラの幼虫の他、トンボ
の幼虫であるヤゴ、ナベブタムシ、ヘビトンボ、ガガンボ、サワガニなどに加え、シマドジョウ、ヨシノボリなどの魚類も採集できました。みんな、川に入って、たも網ですくったり、石をひっくり返したりして、非常に熱心に採集に励んでいました(写真2)。楽しみの一つである昼食は、すごいご馳走で、子持ちアユの塩焼きまでついていました。午後は、午前中に採集した水生昆虫の名前や習性について、講師の田村芙美子先生より、詳しい説明がありました。その後、それぞれ釣竿を手にして、採集したトビケラの幼虫を餌にして釣りを楽しみました。釣れた魚は、アブラハヤ、カワムツぐらいでしたが、ほぼ参加者全員が釣ることができ、大変満足してもらえました(写真3)。釣りや網で捕獲された魚は、ふる
さと村の渓流水族館の水槽で飼われていたアユやアマゴと一緒に入れて、渓流に生きる魚類の観察もできました。電気伝導度計や簡易テストによる水質測定も順調に行き、四郷川の水と堺市の川の水を比較し、四郷川の水質の良さを確認した次第です。堺市の川の水が意外に汚染されていなかったことに一同喜んでいました。最後に、ラミネートフィルムに乾燥した水生昆虫を挟み、標本を作製し、持ち帰ってもらいました。バスで帰宅する前の自由時間には、隣の温泉での入浴もあり、皆さんには、とても充実した1日を過ごしていただけました。本学の幼児教育科から参加してくれた4人の男子学生も、実習の準備、採集の手助け、等々に活躍してくれ、また、自分達も自然に触れながらの経験ができたことを喜んでいました。





