2009年07月31日 金曜日
「2009近畿まほろば総体」
近畿まほろば総体2009が、7月28日(火)に奈良市鴻ノ池陸上競技で開会式が行われ、スタートしました。年に一度の全国高校生の祭典、初日は残念ながら雨模様で、小雨が降る中での開会式となりました。しかし、元気溌剌たる高校生の熱気で、やがて雨もあがり、滞りなく開会式は終了いたしました。近畿まほろば総体の成功をめざして、関係各方面はもとより、県内の高校生の実践活動「わっしょい倭」が何年も前から活躍してきました。その一つとして、会場の正面や会場周辺に設置された花壇で、華やかな彩りを添えている種々の花々は、県内のいくつかの高校の生徒が、試験栽培などを経て、一生懸命この日に向けて育ててきたものだそうです。式典音楽隊(吹奏楽団、合唱隊)、接待係、式典アナウンサー係、公開演技、会場内外の案内などなど、県内のすべての高校が総出で分担していました。
開会式は、バトントワリングの華やかな演技で始まり、次に見事なマーチングバンドの演奏(写真1)がありました。各県の選手の入場行進は、それぞれのユニフォームに身を固めた選手たちが、元気に入場してきました。奈良県は開催県ということで最後に、しかし一際高い拍手の中で入場してきました。写真2は、勢揃いした選手達です。式典は、まず大会長の挨拶の後、来賓として文部科学副大臣、県知事と挨拶が続き、最後に皇太子殿下の挨拶がありました。選手宣誓は、添上高校の男女二人の選手によって力強く宣誓され、まさにこの大会のテーマ「君が今、歴史の新しいページを創る」の瞬間でした。この
後、「大和の地 息づく心「凛」、「心」、「翔」」をテーマにした公開演技が、女子高校生によるダンス演技、男子高校生による縄体操、そして両者によるマスゲームのエキジビションが、緑濃い競技場に繰り広げられました(写真3)。これに勇壮な太鼓の演奏が加わり、いやが上にも雰囲気がもりあがり、この日からスタートする高校生のスポーツの祭典にふさわしい序章となりました。8月20日までの3週間に、陸上競技、バレーボール、サッカーなど29競技が、奈良県を中心とした近畿2府4県の会場で行われます。
本学は、この高校生のスポーツの祭典「2009近畿まほろば総体」の成功を祈って協賛し、高校生の皆さんへ熱いエールを送っています。
2009年07月28日 火曜日
「幼児教育科学生の教育実習発表会」
幼児教育科2回生が6月に行った教育実習の報告発表会が、7月21日に開催されました(写真1)。今回は新しい試みとして、各自がそれぞれのテーマで内容をまとめてポスターセッションの発表形式がとられました。10枚のパネル版に表裏3枚ずつのポスターが貼られ、先ず10人の学生が5分間自分のポスターの前で発表し、次にまた10人が5分、その後10分間自由討論というふうに、6セッショが行われ、合計60名、すべての学生が発表しました。
学生一人ひとりが工夫を凝らして作ったポスターは、それぞれに味があり、興味深いものでした。発表パネルを順番に回りましたが、実習園で子ども達と接して学んだことと、その反省を込めた報告は、とても感銘を受けました。発表者以外の学生もメモを取りながら、熱心に質問をして
いました(写真2、写真3)。発表のテーマは、「声かけの大切さについて」、「子どもが主体的にあそびを発展させることについて」、「部分実習で学んだこと」、「幼児にとっての遊びと環境適応の重要性」、「保育者の役割」、「子どもの発達段階の違いについて」等々があり、それぞれ、自分の実習への取組、子ども達の反応、そこから得たもの、これからの課題などについて、学生たちは熱く発表しました。
実習でお世話になった矢田、片岡台、片桐西の各幼稚園、生駒、倉敷の附属幼稚園から、ご指導いただいた園長先生や担当の先生
方が8名も雨の中、遠路をご参加くださり感謝しています。先生方からは「実習を通して、小さな出来事を見落とさずしっかりととらえ深く考えている姿に感動しました」「今後も常に学び続ける姿勢、いろんなことに気づく姿勢を大切に」等々、学生たちに貴重なコメントをいただき励まして下さいました。そして一様に「保育者として初心にかえることができた」との感慨をもらされ、学生たちのテーマやひたむきな姿勢が、ベテランの先生方の琴線に触れたことは、主催者としてうれしいことでした。
ポスターセッションという初めての試みについては、学生たちが「自分の学んできたことを正しく、わかりやすく人に伝える」「自分の思いを精一杯アピールして達成感をもち自信につなげる」「発表者とフロアが近いことによって、活発な意見交換が出来る」などの教育的な意図を実習担当教員は期待してのことだそうです。これらの経験を通して学生たちは今後さらに成長してくれるものと期待されます。
2009年07月22日 水曜日
「附属生駒幼稚園園舎増築の起工式」
奈良佐保短期大学附属生駒幼稚園は、かねてより懸案であった園児数に対応する保育室の増築に取り掛かることになりました。着工に際して、工事の無事を祈る起工式が、7月17日(金)に行われました。建築の施主となる学園
新しい園舎は、園庭北側斜面沿いに100坪程度の広さとなります。
2009年07月15日 水曜日
短期大学と留学生教育 ―留学生に関するイベントで思ったこと―
「外国人学生のための進学説明会2009」(独立行政法人 日本学生支援機構主催)が、7月12日(日)にグランキューブ大阪において開催されました。北海道から沖縄までの国公私立大学100校(短期大学を含む)と国際連合大学、全国専修学校各種学校総連合会が参加出展していました。午前中はすごい人出で、ブースの間を通るのに苦労するほどの混雑でした(写真1)。本学のブースは、右隣に奈良女子大学、左隣に奈良教育大学で奈良三大学の揃い踏みでしたが、果たして留学生がどれくらい来てくれるか心配でした。しかし、中国と内モンゴル、ベトナム、タイ、マレーシアなどの国々から、20数人の男女の留学生が来てくれました。中には、非常に熱心に質問をする学生もいて、対応に追われる状況でした(写真2,3)。ビジネスキャリアーコースの観光や食物栄養コースなどに興味をもって聞いてくれましたが、短期大学とはどういう教育機関であるか、2年間の修学期間、専門学校との違い、「短期大学士」の学位取得、4年制大学への編入などの基本的なことを説明する必要があり、もっと短期大学の存在意義をPRする必要を感じました。
この前日、同じ日本学生支援機構の主催による「第5回日本語教育機関教員と留学生進学先教育機関の教育担当者との研究協議会」が大阪日本語教育センターであり、「変化する大学 今、留学生に求められているもの」と題して講演とパネルディスカッションが行われました。基調講演の大阪大学の真嶋潤子教授は、現在の世界における留学生の動向と日本の「留学生30万人計画」の意味、そして大阪大学の「Live Locally, Grow Globally」を掲げた取組を紹介されました。留学生受入の新しい概念は、これまでの「援助」から「多文化共生のパートナー」「優秀な人材の育成と確保」に変化しつつあることを強調されました。続いて、日本語教育機関教員と大学教授が参加したパネルデイスカッションが行なわれました。この中で注目されるのは、留学生の送出し側の日本語学校と、受入れ側の大学ともに、日本人学生との交流の機会が少なく、日本人学生に溶け込ませること、日本文化や生活への理解、基本的な学術用語やカタカナ語の教育に、苦慮していることでした。
そこで考えつくのは、短期大学教育の有効性です。言うまでもないことですが、短期大学は、高等教育機関として基礎教養と基盤的な学術用語もカタカナ語も教授し、生活面では小規模だけに学生間の交流は密で、かつ大学祭等全員参加の大学行事を通して日本人学生とも日本の慣習や文化にも親しんでもらうことが出来ます。しかも短期大学は地域との連携が密であり、日本文化や生活に触れる機会があります。短期大学の2年間こそ外国から勉学に来た留学生にとって,最高の準備環境であると思います。特に本学のように世界遺産の宝庫であり日本文化の発祥の地、奈良にあり、多彩なカリキュラムを揃えていることは、最高に恵まれた環境です。翻って、日ごろ外国人や外国文化に接する機会の少ない短大生にとっても、留学生との交流は国際感覚を磨く得がたい機会になります。今回、留学生に関わる二つのイベントに参加して、留学生への多面的な日本語教育と国際社会に貢献できる人材育成は、これからの短期大学の重要な役割ではないかと思った次第です。
2009年07月09日 木曜日
「大学における社会人基礎力育成 ~関西からの発信~」
このたび「大学における社会人基礎力育成 ~関西からの発信~」と題するシンポジウムを下記のとおり開催することになりました。これは本年の「社会人基礎力育成グランプリ2009」において、最も社会人基礎力の成長著しいチームに与えられる3賞(大賞、準大賞、会場特別賞)を、以下のように関西の3大学が独占する快挙となったことを記念して行うものです。同大会は全国で40大学が出場し、課題への取組みを通じてそれぞれのチームが社会人基礎力をどのように成長させたかを競う、経済産業省主催の大会で、今年で2回目の開催となりました。大賞は大阪工業大学、準大賞に、関西学院大学、準大賞および会場特別賞に奈良佐保短期大学が選ばれました。いずれも関西の大学であったことから、関西には社会人基礎力を育成する土壌があるのではないか、そうしたヒントを探る意図でパネルディスカッションも行います。シンポジウム開催には、教育関係者も含めて、多くの方々に3大学の事例を知っていただくとともに、社会人基礎力育成を考える一助になればという思いがあります。
記
日 時 2009(平成21)年8月11日(火) 13時~16時 (開場12時30分)
会 場 大阪中央公会堂 3階 中集会室
内 容
<講演>
「今日からはじめる"社会人基礎力"の育成と評価の実践」
~社会でいきいきと働く若者の育成を目指して~
経済産業省経済産業政策局産業人材政策室 壷井 秀一氏
「企業から見た社会人基礎力の必要性」 株式会社堀場製作所
グローバル人事部長 若林 聡 氏
<社会人基礎力育成グランプリ2009受賞報告会>
ものづくり:大阪工業大学学生チーム(大賞)
ことづくり:関西学院大学学生チーム(準大賞)
ひとづくり:奈良佐保短期大学学生チーム(準大賞および会場特別賞)
<パネルディスカッション>
モデレータ :
パネリスト :
壷 井 秀 一氏(経済産業省経済産業政策局産業人材政策室)
廣 田 雅 美氏(大阪商工会議所人材開発部課長)
西 川 出氏(大阪工業大学教授)
松 本 清一郎氏(関西学院大学非常勤講師)
奥 田 眞紀子氏(奈良佐保短期大学准教授)
主 催: 社会人基礎力育成シンポジウム実行委員会
協 力: 経済産業省近畿経済産業局
協 賛: インターシティ研究会
その他: 参加申込み不要(先着300名)、入場無料、途中入退室自由
ポスターは下記PDFでご覧ください。
2009年07月08日 水曜日
「大学教育・学生支援推進事業(テーマB)学生支援推進プログラムに本学が採択される」
平成21年度文部科学省「大学教育・学生支援推進事業(テーマB)」学生支援推進プログラムに本学の取組が採択されました。取組名称は、「キャリアからリカレント教育へ展開する自律分散型支援プログラム」です。平成19~20年度において、奈良教育大学と本学が共同で申請した専門職大学院等教育推進プログラム「幼保統合の「幼保実践知」教育プログラム」に関するプロジェクトはありますが、本学が単独でこのような文部科学省のGPに採択されたのは、初めてのことであります。まさに快挙と言えます。
このプログラムの取組概要は、下記の通りです。
「本学では、専門職業人の養成を目標に、資格取得に向けた専門教育、それを生かした就職、卒後の職業継続までを教職員が連携して支援してきた。養成過程では特に「課題認識と解決能力の育成」を重点的に行い、これらの取組は「社会人基礎力育成グランプリ2009(経済産業省主催)」で準大賞を受賞するなど、一定の評価は得ている。さらに、全入時代を迎え学生個々の特性にあわせた全学的な支援を進めるため、平成20年度に
文部科学省によれば、この事業について「各大学における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保障の強化に資することを目的とする」と述べています。本学は、この内容を実現するために、プロジェクトチームを結成するとともに、全学をあげて、プロジェクトの推進を図る所存です。
2009年07月01日 水曜日
安田順恵氏講演「私のワーク・ライフ・バランス~生涯輝いて生きるために」
世界的な組織で女性の活動支援を展開している大学女性協会(大学婦人協会から改称)の奈良支部創立60周年の記念事業として、6月27日(土)奈良女子大学構内の佐保会館において記念講演会が開催されました。講師は八面六臂の活躍めざましい安田順恵氏で、玄奘三蔵法師のシルクロード研究により文学博士を取得、「玄奘三蔵のシルクロード」の著者、日本画家で文化勲章受賞者の小倉遊亀画伯との親交、国際ソロプチミストやスペシャル・オリンピックスの活動等々で知られる氏は、奈良薬師寺管主夫人でもあります。本学の非常勤講師もお願いしていて、「国際理解」の授業で玄奘三蔵法師とシルクロードの講義をしていただいています。いつも闊達で留まることを知らないお話を伺っている者として、今回の記念講演を拝聴せずんば男がすたると思い、参加しました。大学女性協会の集まりなので女性の参加者が多いことは覚悟してはいましたが、なんとぼくは「黒一点」でした。安田順恵氏はこの日も、氏のシンボルカラーであるトルコブルーの洋服に身をつつんで登壇され(写真1)、
お話はまず、奈良女子大学の創立100周年の記念事業の一つで文学部が選んだ奈良女子大学(奈良高等女子師範学校)卒業生4傑の紹介から始まりました。戦前戦後にかけて農村女性の地位向上を説いた丸岡秀子、エスペラントの普及と日中戦争のさ中、中国にわたって戦争反対を訴えつづけた長谷川テル、そして小倉遊亀画伯とご自身の4人。これら錚々たる女傑達の波乱万丈のお話には深く感銘を受けました。
最後に、スペシャルオリンピックスについてのお話がありました。オリンピックには3つあり、一つは所謂オリンピック、二つ目は、身体的障害者のオリンピックであるパラリンピック、そしてまだあまり知られていないが、知的障害者のためのオリンピックであるスペシャルオリンピックスがあるということです。スペシャルオリンピックスに複数形のスがついているのは、世界大会だけでなく、いつもどこかでさまざまな活動が行われているという意味だそうで、2010年には大阪でナショナルゲームが開催予定で、安田順恵氏はスペシャルオリンピックス日本の奈良支部会長ということです。とにかく、ひたすら活動し、眼前のことに一所懸命に向き合って生きてきたら、後ろにはいつのまにか道がついていたと話されました。氏の元気さに、これからもあやかりたいものです。
講演の後、奈良女子大学生のクラブである飛鳥会のメンバーによって優雅な琴の演奏が被露されました(写真2)。大学女性協会奈良支部は高齢化が進んでいると、久留島会長のあいさつの言葉がありましたが、若々しい現役学生の皆様にも入会していただいたらいかがでしょうか。





