2009年01月30日 金曜日
「第11回現代室内楽の諸相」
1月29日(木)、すみだトリフォニーホールにおいて、「第11回 現代室内楽の諸相」(写真)が国際芸術連盟の主催で開催されました。本学の澤田博教授が作曲した「アンフレクスイオンV ―フリュートとチェロのためのー」が演奏されるということで、東京まで足を運びました。ジャズ、古典音楽などにはそれなりに親しんできましたが、現代音楽にはあまりなじみがありませんでした。室内楽ということで、木管五重奏曲、オーボエと弦楽三重奏やピアノと弦楽四重奏などは、比較的オーソドックスな現代音楽という感じでしたが、ヴァイオリン、チェロ、十三弦筝、十七弦筝の四重奏は、和洋の音色が見事に交じり合った素晴らしいものでした。澤田教授が作曲の「アンフレクスイオン」の意味は、「屈折」なのだそうですが、フリュートとチェロが絡みながら盛り上がっていく演奏で、とても良かったです。本当に、「現代室内楽の諸相」を感じることができました。ちなみに、毎年、本学卒業式で和田宏一氏(本学非常勤講師)により歌われる送別の歌「私のふるさと」は、澤田教授が作曲したものです。作詞は同じく元本学幼児教育科教授の南園節教氏です。素晴らしい歌ですので、一度、本学卒業式に聴きに来ませんか。
本学幼児教育科では、今年度からフィールド制を開始し、「音楽フィールド」、「スポーツフィールド」、「自然と遊びフィールド」、「心と発達フィールド」、「ファミリーサポートフィールド」、「キャリアフィールド」の6つのフィールドを立ち上げ、保育者にプラスした能力をつけることを目標としています。「音楽フィールド」では、上記の澤田教授の指導により、自分の得意な音楽の能力を伸ばし、保育者プラスとなることができます。また、「ファミリーサポートフィールド」、「キャリアフィールド」については、平成22年度より統合して「保育ソーシャルワークコース」を設置し、保育士にプラスして地域や家族を含めた子育て支援を担える専門資格者として地域に貢献できる人材を養成する予定としています。

2009年01月26日 月曜日
「冬の風物詩:若草山の山焼き」
奈良佐保短大のグラウンドから眺める若草山の山焼きは、冬の風物詩として圧巻です。新聞報道や絵はがきの山焼きの写真は、花火と山焼きの火が一緒に写っていてきれいですが、本当は、まず、花火が上がって(写真1)、次に麓の草に火がつけられ、山全体に燃え広がるのです(写真2)。近くの障がい者施設の方々も、毎年、若草山焼きの見物に来てくれます。皆で、寒さに震えながらも、花火が上がるたびに歓声をあげ、燃え上がる火に感嘆の声をあげながら、観賞しました。数日前に雨が降ったので、燃えるかどうか心配でしたが、麓から山頂へ燃え広がる火の勢いは素晴らしい見ものでした。雪がちらつく厳寒の中、暗い空に向かって燃え上がる炎は、幻想的な美しさを醸し出し、古都奈良に住む幸せを感じます。

写真2

2009年01月19日 月曜日
「経産省・社会人基礎力育成グランプリ2009」に本学が参加
本学専攻科学生によるチームが「経産省・社会人基礎力育成グランプリ2009」に参加決定しました。この事業は、経済産業省が平成19年度より開始したもので、モデル大学を選定し、3つの能力、すなわち、前に踏み出す力(アクション)、考え抜く力(シンキング)、チームで働く力(チームワーク)からなる「社会人基礎力」の育成を行おうとするものです。今年度は、9大学がモデル大学に選定され、本学は、残念ながら不採択でした。しかし、今年度はモデル大学のみでなく、広く大学に呼びかけ、社会人基礎力を育成する授業等における自らの活動ぶりを発表するグランプリが開催されることになりました。まず、予選大会は、全国の大学・短大が40校ほど参加し、2月10日(火)に東京のサンライズホール(錦糸町丸井ビル8F)で開催され、さらに、特に成長が著しいと評価された6―9チームが決勝大会に進出するというものです。
奈良佐保短期大学には、生活科学科(4月より生活未来科に名称変更)に
2009年01月12日 月曜日
「厚生労働省による介護福祉士等修学資金貸付事業の拡充」
厚生労働省は、現在の福祉・介護人材確保を巡る厳しい状況に対処するために、平成21年度予算において新たな事業を立ち上げるための予算要求を行うとともに、その一部を前倒しして平成20年度補正予算(第2次)に計上しました。本学に関係したものとして、「介護福祉士等修学資金貸付事業の拡充」があります。この事業は、若い人材の福祉・介護分野への参入を促進するため、介護福祉士養成施設等の入学者に対して、修学資金の貸付を行うことにより介護福祉士等の資格取得を促進し、福祉・介護人材の確保を図るものです。
修学資金貸付は、月額5万円であり、入学準備金20万円あるいは就職準備金20万円が新設されます。また、卒業後受験資格の対象となる介護または相談援助の業務に5年間従事すると貸付金の返還免除が受けられるというものです。
現在、若い人々は、給料が低く、仕事がきついなどの理由から福祉・介護分野を敬遠する傾向にあり、多くの介護福祉士養成施設は廃止あるいは大幅な定員割れの状態にあります。しかし、高齢者の増加により介護福祉士の必要性は増加しており、本学の卒業生も引っ張りだこです。そこで、若い人々が上記の修学資金貸付制度を利用して、本学の生活未来科生活福祉コースあるいは専攻科福祉専攻に入学してくることを歓迎いたします。この事業の予算は、現在、国会で審議中ですが、今年度中に都道府県から社会福祉協議会等に委託され実施されるものと思われます。介護報酬改定により介護従事者の処遇改善も図られていますので、低い水準にあった介護報酬も改善されつつあります。ぜひ、高校生や若い人々が福祉・介護の分野にチャレンジしてくることを願っております。奈良佐保短期大学の内容は、本学ホームページ、あるいは1月6日の奈良新聞(下記)を参照してください。
2009年01月03日 土曜日
「新春に夢みる」
新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2008年(平成20年)の後半において、世界中を巻き込む大事件が起きました。アメリカのサブプライムローンに端を発し、リーマン・ブラザーズなどの大手証券会社の破綻など金融危機に発展し、GM、フォード、クライスラーの自動車産業ビッグ3の経営危機につながってきました。今や、1929年の世界恐慌以来の世界同時不況の様相を呈してきました。今年(2009年)は、日本においてこの状況がどのように進行し、短期大学にどのように影響してくるかを見極めねばなりません。短期大学は、少子化による受験生減少への対応に加え、さらに難しい事態となってきています。
短期大学は、短期大学士を授与する高等教育の場であり、短期に高等教育を全うしなければなりません。現在の短期大学の教育は、4年制大学と同様の教養教育と専門教育、専門学校が資格付与をめざす職業教育を並立し、2年間という短期間の教育を行うところに、その存在意義をもっています。しかし、4年制大学数は増加し、専門学校はほぼ現状いじをしている中で、短期大学のみが急激に学校数、学生数を減少させています。そこで、よく言われているように、経営と教育を両立させつつ、他にない特徴を出すことが短期大学の生き残り策につながるということになります。
奈良佐保短期大学は、この4月から生活科学科を生活未来科に名称変更し、新たに企業との連携のもとにビジネス・キャリアコースを開設します。詳細については、本学のホームページか1月6日の奈良新聞をご覧ください。従来の介護福祉士養成は生活福祉コースで、栄養士養成は食物栄養コースで、保育士・幼稚園教諭の養成は幼児教育科で継続し、発展させます。
さて、私は、短期大学の将来にとって、ローカルとグローバルの視点が重要であると思っています。一つには、地域との連携こそが必要であると思っています。県・市町村などの自治体、地域の大学、小・中・高校、幼稚園、保育園、近隣の住民、そして企業との連携を進める必要があります。地域に必要とされる短大、地域に愛される短大、地域と交流しながら地域とともに発展する短期大学となることだと思っています。
もう一つは、グローバル化が進む中で、短期大学がどのような役割を演じることができるかです。国が留学生30万人計画をたて、推進しようとしています。急速に発展する中国、インド、東南アジアなどのアジア諸国においては、高等教育における短期大学の役割が増大しています。奈良佐保短期大学がこのような中で、何らかの役割を担えるのではなかろうかと新春にあたり夢を見ています。






