2008年12月25日 木曜日
「ひと・アート・まち 奈良」の展覧会「働くこと、遊ぶこと、生きること」
「ひと・アート・まち 奈良」GOOD JOB!!(ろうきんグッドマネープロジェクト エイブル・アート近畿2008)の展覧会「働くこと、遊ぶこと、生きること」が奈良県文化会館展示室で行われました(チラシの写真)。展示最終日の12月21日の日曜日に鑑賞に行ったのですが、会場の雰囲気もとても良かったです。近畿労働金庫の主催、たんぽぽの家が企画、そして奈良県、奈良市、社会福祉協議会などが後援していました。ぼくは、絵を描くのは全くだめだけれど、鑑賞するのは好きなので、出かけました。奈良県在住の9人の作家の作品展示ということでしたが、いずれも、心あたたまる構図に、素晴らしい色の配置で、感銘を受けました。エイブル・アート(可能性の芸術)というのは、障がいのある人々が人間の可能性に挑戦し、つながりをとりもどす市民芸術運動であるということです。奈良佐保短期大学は、保育士、幼稚園教諭、介護福祉士などの養成を行っていますので、障がいのある方々とのかかわりもあります。このような絵の鑑賞を学生たちにぜひ薦めたいなと感じた次第です。
帰途、隣の奈良県美術館で開催の「現代美術 百花繚乱―館蔵品展1960~90年代アート」を鑑賞しました。しかも、65歳以上は無料という特権も行使でき、第1室「イメージの表出」、第2室「海外からの波動」、第3室「静中の動」、第4室「日本画の革新」、第5室「具象的構成」、第6室「素材との対話」と、それぞれなかなか見応えがありました。県文化会館の方ほど賑わいはありませんでしたが、静かな中でゆっくりと鑑賞できました。「現代美術 百花繚乱」と「エイブル・アート」が頭の中でぐるぐるとまわる芸術の秋の一日でした。
2008年12月18日 木曜日
「未来に翔く子どもたちのために」
東京ビッグサイトで開催された「環境ホルモン学会」(12月13,14日)と環境省主催の「化学物質の環境リスクに関する国際シンポジウム~未来に翔く子どもたちのために~」(12月14日)に参加しました。国際シンポジウムでは、斉藤鉄夫環境大臣の挨拶などの後、内山巌雄氏(京都大学)による司会で5つの講演がありました。山崎理華氏(主婦)による「子どもと環境~一般市民の立場から~」、緒方勤氏(国立生育医療センター研究所)による「子どもを取り巻く環境と健康」、アルバート・ホフマン氏(オランダ、エラスムスメデイカルセンター)による「オランダの現状と取組~これまでの調査で分かったことと今後の課題~」、エドワードB・クラーク氏(米国、ユタ大学)による「米国の現状と取組~小児環境保健法制定からナショナルチルドレンスタデイ(NCS)まで~」、佐藤 洋氏(東北大学医学系研究科)による「日本における取組~小児環境保健の現状と課題」の講演がありました。
ダイオキシンやPCBなどの化学物質が生殖異常、先天異常、精神発達障害、免疫性疾患、代謝内分泌異常などの原因になるということが動物実験などで確認されています。そこで、ヒトの胎児期から成人期までの正常と異常な成長・発達および健康について、関連する生物学的、社会的、環境的リスク要因を特定するための疫学的研究(図)が進行中です。これは、発達疫学、生涯疫学と呼ばれていて、妊婦の臍帯血や毛髪の分析から始まって、胎児の体重推定、発達状況、誕生後の発育、成人の状態と発達段階に応じてデータを蓄積していく試みです。しかも、何万人という集団のデータを集める、壮大な計画で、環境リスクの低減につなげようというものです。本学は、幼児教育科で保育士・幼稚園教諭の養成をしていますので、このような環境リスクの観点からも、子どもの発達に影響する種々の要因について注意を向けておく必要があります。
2008年12月12日 金曜日
「"RNAワールド仮説"とそれを打破する"GADV仮説"」
池田清彦氏が新潮社の月刊誌「波」2008年12月号から「生物38億年 進化の旅」の連載を始めました。第1回は、「無生物から生物がいかにして生まれたか」と題して、1:生物最初の30億年ほど、2:地球最初の生物の「発祥の地」は?、3:「RNAワールド仮説」とそれを打破する「GADV仮説」、の3つの節を書いています。特に、細菌ができるまでの化学進化について、化学者池原健二(現在、奈良佐保短期大学)がおもしろい仮説を打ち出しているとして、3つ目の節でその内容を紹介しています。池原健二教授には、現在、奈良佐保短期大学の
ぜひ「GADV仮説 生命起源を問い直す」を読んで下さり、これまでの定説に対して池原教授が提唱する"眼からうろこ"の新学説に注目していただきたいと思います。
2008年12月10日 水曜日
「奈良佐保短期大学夢の丘キャンパス自然広場のオープニング」
奈良佐保短期大学は、若草山や大和盆地、生駒山を眺望する奈良市の東南の高台に立地し、高円山の麓と護国神社の杜に抱かれ、景観と静謐に恵まれた地にあります。キャンパス内にはも自然林を残す一角もあり、かねてよりビオトープを擁した子ども広場と農園の整備を進めてきました。漸く12月8日(月)、「夢の丘キャンパス自然広場」としてオープニングセレモニーを行うことができました。今後、大学の学びの場であるとともに、地域に開放して、子どもから高齢者の方がたまで、四季折々に楽しんでいただける自然広場として地域社会のお役に立てたいと願っています。
オープニングセレモニーは、「地域貢献に関する協定」を提携している奈良市から森本企画部長の来賓挨拶をいただき、続いてテープカット、そのあとに附属河内長野幼稚園の園児らによる合唱やくす玉割があり、参列し見守っていた学生たちの拍手と歓声を浴びました。
広場や農園の造営は、専門家の指導のほか、地域のボランテイアの方々が親身に協力くださり、学生たちや教職員も加わって、みんなで作り上げてきました。自然広場は、いまは冬ざれの風景にたわわに実をつけた柿が彩りを添えていますが、早春から初夏にかけては、広場を取り囲む梅や桜、楓の木々が、花と緑の交響詩を繰り広げます。北辺は里山的自然が広がり、楠、檜、杉の林と竹林がいまも深い緑を湛えています。広場からは、興福寺、大仏殿の甍も見える奈良市街と彼方に生駒山を遠望し、北には若草山、春日山、東には高円山が指呼のうちにあるという素晴らしい展望です。
セレモニーが終わると早速、園児たちは学生と一緒に広場に入り、築山に登ったり、ポンプで水をくみ出したり、池の飛び石をぴょんぴょんと飛び回ったりして大喜びでした。
今後、夢の丘キャンパスは、学生たちの保育、食育、環境をテーマとした学びの場であるとともに、地域の幼稚園、保育園、介護施設、あるいは地域の人々に、学生達とふれ合いながら楽しんでいただける場としていきます。夢の丘キャンパスは、皆様のご意見も参考にし、さらに良いものにするために努力するつもりです。
キャンパス利用のご希望は、本学総務課(0742-61-3858)へご連絡ください。
2008年12月03日 水曜日
「菜の花の植え付け」
全国的に休耕地を菜の花畑にして、景観とバイオ燃料に役立たせようという活動が展開しています。奈良佐保短期大学でも、今年、農園や自然広場の菜の花が、春のキャンパスを彩り、夏には、オープンキャンパスで菜種油絞りの実演と、その油で揚げたドーナッツを振舞って見学者に楽しんでいただきました。
秋も深まって菜の花の苗の植え付けの時期となり、NPO法人奈良ネイチャーネットで菜の花プロジェクトをリードしておられる谷口暁さんのご協力で、12月1日、農園の雑草を刈り、畝起こし、苗の植え付けを終えました。苗は奈良教育大で育てられた由緒ある?もので、本学では学生たちの応援を得て、畝起こしや施肥料、苗の植え付けができました。学生の中に農業高校出身者がいて、久しぶりだ、と爽やかな顔で働いてくれましたが、昔とった杵柄とまではいかなくても、さすが訓練を受けただけあって、手際が他の学生とは違っていました。
学長ブログ11月21日号で、「菜の花・バイオマスプロジェクト会議」のことを書きましたが、佐保の農園も地域における菜の花畑の一つとして満開時には近隣の方々や遊びに来てくれる園児たちに楽しんでもらい、菜種油は食物栄養専攻の教材や料理に活用され、そして学生たちには、菜の花を通して自然と循環型社会を身近に感じてもらうことができればと願っています。







