2008年08月19日 火曜日
「介護と介護福祉士」
「週刊ダイヤモンド」9月16日号のトピックスは「老後地獄―年金・医療・介護完全対策」とあり、「プレジデント50+」7月16号別冊のトピックスは「介護、葬式、墓、全課題50」とあった。二つの雑誌がこのようにほとんど同時に、同じ問題についてトピックスを扱うタイミングは、今、いかに年金・医療・介護・死の問題が強い関心事であるかを示している。少子高齢化、団塊世代の退職、多くの問題を含む年金・介護保険の制度等々背後に難しい課題をかかえているためであろう。本学は介護福祉士の養成を行っているが、介護福祉士については、養成機関においても国家試験が課されるようになる一方、若者の介護福祉士離れや、インドネシアやフィリッピンからの介護福祉士、看護師の受入れなど、介護する側においても種々の問題が生じてきている。「週刊ダイヤモンド」の記事では、最適介護フローチャートというものを示している。居宅サービスとしては、訪問介護、通所介護(デイサービス)、短期入所生活・療養介護(ショートステイ)などがあり、民間型施設として介護付き有料老人ホーム(介護型、自立型)、住宅型有料老人ホーム、高齢者専用賃貸住宅、グループホームがあり、公共型施設として、特別養護老人ホーム、新型特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設があるとしている。複雑な介護システムを整理してあり分かりやすく、これらの利用の選択肢の問題点もあげて、読者の参考に供している。一方、プレジデントの記事は、老人ホーム、介護施設選びの鉄則として、上記の週刊ダイヤモンドの情報に加え、介護難民、地域包括支援センター、認知症、遠距離介護、介護虐待・殺人などの問題を掘り起こしている。
本学は、介護福祉士、保育士、栄養士を養成し、系列の社会福祉法人では、軽費老人ホームと保育園を運営している。これだけの複雑な問題をかかえる介護システムのなかにあって、介護福祉士の役割は重要であり、もっと社会的な身分や地位を確保し重用していかなければ、いまの若者の介護・福祉離れはすすむばかりである。こうした福祉の問題と地球温暖化など環境問題は、今、日本が、そして人類が直面する根本的な問題である。環境と福祉に貢献することを目的とする本学が、これらの複雑で難しいテーマにどのように対応し分けいって行くのか、全学をあげて取り組むべききびしい現実に直面していることを改めて痛感する。
最近のエントリー
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