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シニアワークプログラム(子育て支援講習)最終日
7月2日、講座最終日。午前は、詩人であり作家でもある寮美千子先生の講義で、首都圏に生まれ育った先生が4年前家族ともども奈良に住まいを移された理由から話を始められました。適度に田舎で適度に都会、伝統と文化に恵まれ、自然と福祉と行政とワンセット揃っているこんな町は、日本に奈良以外にはない、とか。そして、見学に訪れた奈良少年刑務所の明治期のレンガ造りの建築の素晴らしさに魅せられ、やがてその受刑者と『社会性涵養プログラム』で接触するようになり、詩を読み創作させることによって、心も口も頑なに閉ざしていた少年たちが、堰を切ったようにしゃべり始め、顔色から生活態度まで変化していく、それらのプロセスのお話はまさにドラマを聴くようでした。
好きな色をテーマにした少年の詩は、「つらいときは空を見てね」というお母さんの最期ケーキも食べ、ゲームもしプレゼントも貰え、思い切り笑ったけれど、本当にほしいのは・・サンタさん、「ふとっちょで怒りん坊で、へんちくりんなママでいい、世界のどっかにそんなママが余っているでしょう」、「そのママをぼくにちょうだい」。
詩の力、言葉の力を、息を呑んで聴き入った2時間でした。
熱く語る寮美千子先生
寮先生の絵本の一部
午後からは、地域こども学科准教授・生涯学習教育センター室長の山口直範先生の「子どもの安全を考える」の講座でした。山口先生は、臨床発達心理士で、元プロのレーサーでもあった経験から、幼児教育における交通教育の重要性や、不審者に遭遇した際の身の処し方などについて話してもらいました。子どもの死因でもっとも多いのは「不慮の事故による死亡」で、その中で一番多いのが交通事故であることや、不審者から子どもを守るための指導が十分でない現実について説明がありました。例えば、危険に遭遇した場合、「大声を出して走って逃げなさい」と言っても、どのくらいの距離か、どの方向か、大声も「わー!」「きゃー!」では、遊んでいると思われるので、「助けて!」と叫ぶことが大事であることなど、子ども達に具体的な指導が必要であることを話されました。
最後に、交通教育は生命の教育であり、命の大切さを学ぶ教育であることの認識を深め、最終講座を修了いたしました。
引き続き、修了式があり受講生の皆様は、全員無事修了証書を取得されました。
ユーモアを交えながらの山口准教授の講義
《閉校式》
奈良県シルバー人材センター協議会事務局長より修了証書授与 大石学長挨拶



