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公開講座「奈良時代の文字資料を読む」を開催しました。
平城遷都1300年の年にちなんで、2月10日(水)に本学の宮川久美教授による『奈良時代の文字資料を読む「生死同心」-万葉集と正倉院文書-』を開催しました。
講座では、正倉院の歴史に始まり、正倉院文書とは何であるのかを宮川教授が分かりやすく解説いたしました。正倉院文書は大きく四つに分類され、そのなかで東大寺写経所がその活動に伴って残した文書群を読み解いていくと、当時の実態が見えてきて、大変興味深いものです。
また、講座のタイトルにある正倉院文書と万葉集にも現れる「生死同心」の意味や解釈についての諸説を詳しく紹介しました。生死同心とは、「死にも生きも同じ心と結ぶ」ということで、日本独自に成立した制度であること、借銭解(現在でいう借用書)に集中して現れる理由など...。受講生の方々は、現代の貸金業のような制度や契約が時代を超えて存在していたことに驚きの様子でした。
お申し込みいただいた約50名の方は、古文書や奈良の歴史に詳しい方が多く、レベルの高い質問が飛び交い、知識の深さを知らされました。
文書を通じて垣間見えてくる奈良時代の営みに興味津々の楽しい講座でした。
宮川教授の熱き語りを熱心に聴かれる受講生の皆様
質疑応答では、専門的な質問が飛び交いました。



